ベルナール・ビュッフェという画家は私の人生を大きく狂わせた画家の一人です。
中学2年生の時に、家庭教師が地元の百貨店の即売会で気に入って買ったと小さな版画を見せてくれました。
その版画は、ドライポイントといって、銅の板をニードルで引っかいて線を作り、そこにインクをつけて、ふき取ると、ニードルによって作られた線の溝にのみインクが残り、プレス機で押し出して版面に刷るというものです。
ビュッフェは線描の画家といわれるくらい線に特徴があり、このドライポイントという技法を気に入っていました。
まあ、何枚かコレクションしているのですが、最近ネットオークションで下の2枚を落札しました。
ジャジャ~ン
『キリストの受難』
本文:福音書より
作画:ベルナール・ビュッフェ
1954年
21点のドライポイント版画の挿画による本のページです。
そのうちの2枚です。
やっぱり線が良いですね。