CEA基準値内へ | パパといつまでも

パパといつまでも

共働き夫婦の肺がん闘病記。
2016年11月パパ48歳の時に肺腺癌手術。ステージIB。
2018年3月再発。EGFR del 19。
以来ジオトリフ 、タグリッソ後、オープジーボ+ヤーボイ併用療法挑戦中。

タグリッソ84日目の2020年2月20日、月1回の診察日で、血液検査とレントゲン検査でした。

●レントゲン→所見なし

●CEA→4.9ニコニコ(前月比▲1.6)
 再発以来、かつジオトリフ服用中も一度も基準値以内にならなかったCEAがついに基準値内になりました。

CEA 推移(再発確定時より。赤字はタグリッソ服用後)
  49→27→10→7.7→7→6.2→6 →7.4→8→7.8→7.5→6.8→6.4→6.9→6.9
→6.7→7.1→7.1→8.3→8.4→11→14
→9.9→6.5→4.9

と言うことは、証明しようがありませんが、パパはもともとt790m変異を持つがん細胞があって、ジオトリフ では抑えきれずにCEAは基準値以内にならなかったものが、タグリッソに変更した事により、t790m変異も有するがん細胞も抑える事が出来たのではないかと思っています。

タグリッソに変更できて良かったですおねがい

さて、ジオトリフ服用中にCEAが基準値内になったら、NEJ009を参考にカルボブラチンとの併用療法に挑戦しようと思っていました。

結局CEAは基準値内にならなかったので、挑戦できずにおりましたが、さて、タグリッソで基準値内になった今どうするか?

悩ましいところですが、今回はタグリッソ単剤で行こうと思います。

なぜなら
①ABCP療法でガルボブラチンの使用が3rdラインで見込まれること

②ORCHARD試験やTATTON試験などでのタグリッソ耐性後の研究が盛んなこと

③CAR-Tや光免疫療法の進展

など、今後の治療法の進展に期待して、今プラチナタブレット等のカードは切らずに温存し、タグリッソ単剤での長期奏効を目指して行きたいと思います。

そして、タグリッソの長期奏効に一役買ってくれればと、ジオトリフ からタグリッソへの変更時に一時中断していた免疫細胞療法のガンマデルタ療法を再開します(ハイパーサーミアは継続中)。

これも何とも言えませんが、パパがジオトリフ の平均PFSを超えて19ヶ月使用出来たのも、免疫細胞療法(樹状細胞療法)やハイパーサーミアが一役買ってくれていたのかも、との思いから、後で後悔しない様に免疫細胞療法を再開します。

どうかタグリッソが長く使えます様に。

そして一日も早く、パパのため、そして同じ病気の方々のため、新しい治療法が確立されます様に。