病に感謝しろ! -41ページ目

病に感謝しろ!

健康について
さまざまな視点から見て、発信していきたいと思います

鬱病についての掲示板を見ると、こういった書き込みをよく目にします。


鬱病はただの甘えなのだ。


鬱病をいいことに、仕事や家事をサボっているだけだ。


鬱病はわがままだ。


誰だって気分が乗らない、やりたくないという時があるけれど、みんな我慢してやっている。


ストレスをいいことに、サボっているだけじゃないか。


こういった考えの人は沢山いますよね。


「甘えやわがままな人間ではないのか?」という質問に対して、回答も様々です。


鬱病患者さんや、その家族からは、「病気の苦しみ」について切々と回答されているのにもかかわらず、それには耳を傾けずに、「甘え」という同じ考えの人には「その通り」と言わんばかりに拍手を贈り、「鬱病で楽できるのならば、自分もうつ病になろうか」などと言う人までいる。


確かに、鬱病を都合のいい道具として「自分は鬱病だからさ。朝はダメなの。これはできないムリ。許してちょうだいね。おおめにに見てね」という人はいます。


これはその人の性格の問題か、ある意味で他の精神的な問題です。


きっと、鬱病は「甘え」なのだという考えを曲げない人が見ている「鬱病だという人」はそういった類の人なのでしょう。


そうでなければ、鬱病に対する偏見を捨てる為にも、少しでもいいから、鬱病の人たち・家族の言葉に耳を傾けていただきたいものです。


そうすれば、ご自分の考えが鬱病の人たちを追い詰めていることに気付くかと思います。


鬱病は、甘えとか、神経が細いとか、メンタルが弱いから発症するのでもなく、ずる休みをするのではありません。


鬱病になる人こそが、自分に厳しく、妥協することなく、甘えることもなく、頑張ってきてしまったからストレスが溜まり、それによって脳内の細胞が傷ついてしまい、感情のコントロールが効かなくなったり、ホルモン分泌がうまくできなくなるために引き起こされる病気なのです。


鬱病の人たちの苦しみは尋常ではありません。


どうか、鬱病に対して理解を深めていただきたいものです。

鬱病という病気は知っているけれども、種類と症状についてはあまりよく知られていないと思います。


鬱病の種類は分類法によってたくさんの種類があります。


細かく名前が付いた鬱病をあげるとキリがありません。(仮面鬱病・閉経期鬱病・季節性鬱病・白壁症候群などなど)


ここでは2つの分類法で紹介します。


原因で分けると3種類に分けられます。
「内因性鬱病」はっきりとした原因がはっきりとは分からないが、何かのきっかけが誘因となって発症します。


「心因性・反応性鬱病」ストレスなどの心理的な原因で発症します。


「身体因性鬱病」身体的な病気や薬剤が原因で二次的に発症します。


症状の現れ方によって分けると2種類に分けられ、抑うつ状態が続く「大鬱病」と、抑うつ状態と躁(そう)状態の両方が出現する「双極性鬱病」があります。


では、鬱病の典型的な症状を紹介しましょう。


精神的な症状として不安・悲しみ・焦りなどの「マイナスの感情」が現れるのが特徴です。


自分はダメな人間で、何をしてもうまくいかないという考えが起きます。症状が進むと、理由もなく泣けてきます。


「やる気がなくなる・やらなきゃいけないのにやれない」


初期症状では、なかなか行動を起こせないぐらいですが、症状が進んでくると、趣味や楽しい事をやる気がなくなり、やがて外出や洗顔・入浴が面倒になり、何日も同じ服を着たままになります。


とうとう布団から出たいのに出ることが出来なくなります。


「何をするべきか分からなくなる」


口数が減る。物覚えが悪くなる。色々なことが出来なくなってくるので、自分は周りの人に迷惑をかけていると思うようになります。症状が進むと物事の優先順位の判断が出来なくなるため何をしていいのか分からなくなります。


「自傷・自殺」


なんだか死にたいと思い始めます。

思い詰めて自殺する人、死ぬ気がなくても自殺してしまう人。とにかく死んでしまいたくてしょうがなくなります。


鬱病の症状は朝方が一番悪いために、自傷・自殺はこの時間帯は目が離せません。


体の症状は沢山ありますのでよく知られているものを紹介しますね。


「睡眠」


寝つきが悪い。夜中に何度も起きる。朝早く目覚める。逆に昼過ぎまで眠れる。一日中眠い。


「痛みがある」


肩こり・胃痛・関節痛・筋肉痛・頭痛など。


「食欲」


食欲が増える・食欲が減る。


これらの症状はほんの一例に過ぎません。


自分の身体症状に不安がある方は専門医での受診をおすすめします。

鬱病の症状はひとそれぞれで、精神的症状と、身体的症状のどちらが辛いかと聞くと、鬱病患者さんは、症状の中では精神的症状が一番辛いと答えます。


意味もなく落ち込んで悲しくなり、何度も何度も繰り返される悲しみと絶望に耐えられなくなり、自分が本当にそう思っているのかすらも理解できず、「いっそ消えてなくなりたい」と思うようになり、自殺へと繋がってしまう事があるそうです。


鬱病は自分自身で自殺したいと本気で思うのではなく、鬱病という病気がそう思わせてしまっているのです。


鬱病で自殺願望が強く出た人のなかには、フラッと自殺をはかって成功させてしまう人もいますが、本当は死にたくはなかったはずなんです。病気がそうさせているのです。


何度か「死にたい」と口に出したことがある人はいませんか?

そんな時、周りの人にどのような言葉をかけられましたか?


「生きていればいいことがある」
「死んだらなんにもならない」
「頑張って生きなきゃ」


なんてことを言われたりしませんでしたか?


そんなこと言われたって死にたい気持ちは変らないですよね。


頑張れって、自分はこんなに辛い気持ちと今まで闘ってきたのに、これ以上まだ頑張らないといけないのか、と更に怒りと悲しみと絶望でますます死への思いが強くなってしまいますよね。



ある、自殺未遂を2回行っている鬱病患者さんの手記では、自殺の衝動に駆られた時の自分なりの対処法を紹介しています。


どうしようもなく死にたくなったら、何も考えないで大きな深呼吸を3回ゆっくりとする。


気持ちが落ち着いたらすぐに寝てしまうこと。


眠ると気持ちが落ち着くのだそうです。


外出中で眠れる状況でないならば、信頼できる人に電話をして、なんでもいいから話をすること。気分が変わっていいそうですよ。


そして、一番肝心なのは、「この死にたいという気持ちは、うつ病がそう思わせているのだ」と自分自身が理解して、言い聞かせること。


この手記を書いた人は、このような方法で自殺願望を乗り越えながら、鬱病とお付き合いをしているそうです。


この鬱病の自殺願望は、症状がひどい時期では自殺する意欲が湧かないので、この時期の自殺は少なく、初期症状や回復に向かっている時期になると意欲が湧いてくるので、突然自殺をしてしまうケースが多くなります。


自分自身でもそのことには注意して、どんなに辛くても絶対に死なない、と心に誓うことが大切です。