病に感謝しろ! -36ページ目

病に感謝しろ!

健康について
さまざまな視点から見て、発信していきたいと思います

鬱病には色々な分類方法があり、種類も様々です。
スイスのキールホルツ教授の診断分類によると、病因別に分けると4つに分けられます。


糖尿病・慢性腎不全・潰瘍性大腸炎・パーキンソン病・脳腫瘍・更年期障害などの病気や、服用している薬の影響で起こる「身体因性うつ病」


悩みや不安、精神的ショックなどの心理的ストレスが原因で起こる「心因性鬱病」


身体の内部に原因があるとする「内因性鬱病」


軽症鬱病・仮面鬱病・週末鬱病・さびつき症候群・産後鬱などの「それ以外のうつ病」というように分けられます。


ここでは「内因性鬱病」についておはなししますね。


内因性鬱病は更に3種類に分けられます。


鬱状態のみが現れる「単極性鬱病」
鬱状態と躁状態が周期的に繰り返される「双極性鬱病(躁鬱病)」中年以降に現れる「退行性鬱病」の3種類となります。


この鬱病は、環境の変化や辛い出来事、ストレスなどがきっかけで引き起こされるものではなく、体質や遺伝などで起こると考えられる鬱病ですが、原因ははっきりとは解明されていません。


体の内部(身体や脳内)の変化によって引き起こされるものと考えられていることから、「内因性」と言われています。


特徴は、原因不明で発症するほかに、「気分の非反応性」という症状がみられます。普通の人ならば悲しむことでもあまり悲しみを感じず、また、楽しいことがあってもそれほど楽しいと感じられないというものです。


他の症状は、朝早くから目が覚める、何度も目が覚めるなどの睡眠障害。


食欲低下による体重の減少。逆に過食による体重増加。


朝起きてから日中は調子が悪く、夕方になるにつれて調子が上がってくるという日々のパターンとなるそうです。


ですから、これといった心あたりはないのに、気分がやたらと落ち込む。みんなが何がおかしくて笑っているのか自分にはピンとこない。

普段と変わらない生活をしているのになぜか疲れる。

疲労感はあるのにぐっすり眠れない。何度も目が覚める。

性欲どころか食欲までもがなくなった。


もしも自分にこんな症状に当てはまるようであれば、内因性鬱病を疑ったほうがよいでしょう。

メランコリー型うつ病は一般的によく言われている鬱病のことで、メランコリー型の性格の人がかかる鬱病だと言われています。


メランコリー型の性格とは、秩序を重んじ、几帳面、真面目、仕事熱心、人間関係は律義で誠実、気配りがでて責任感が強い人だというもので、この性格の人は鬱病になりやすいと言われています。


日本では、このメランコリー型性格がうつ病診断の基準となっているのですが、最近の統計学的な研究では、「メランコリー型の性格とうつ病には全く関係がない」という結果が出ています。


確かに、この性格だから鬱病になるのであるならば、この性格の人はみんな具合が悪くなってしまいますね。


鬱病を発症する原因は、許容量を超えたストレスや不安によるものなんですよね。


とは言っても、この性格に該当する人が罹患していることは確かにあるので、この診断基準は基準として無視はできないところです。


「鬱病を発症する危険性がある人」という程度で認識しておけばよいでしょう。


症状は、瞬間的な気分の落ち込みではなくて、長期に渡って続くために、普段の生活に支障が出てくる。成功しても喜べず、失敗をすれば「やっぱり自分はダメな人間なのだ」と信じてしまう。


食欲がなくなる。味を感じない、食事が面倒という理由で食欲が落ちる。


睡眠障害。不安な気持ちや、ネガティブな考えで頭がいっぱいになり、眠れなくなってしまう。眠れても夜中に何度も目が覚めてしまう。朝は最悪の体調と気分の為に起き上がろうにも起き上がれない。


行動の変化。体や頭が重いために、発病前のように動けなくなり、起き上がることに苦痛を感じる。あるいは、落ち着きがなくなり体の一部をせわしなく動かすことが多くなる。


治療にはゆっくりと休養をとらせ、抗鬱剤の服用が不可欠になります。


鬱病の人には休養が必要になりますが、この型の患者さんは真面目で律義、責任感が強い人が多く、休むとなると「真面目にやらなくては」「休んでいる場合ではない」と考えがちになってしまいます。


しっかりと治療をしてもらうためには、周りの人達が鬱病に対して理解していることを示すと効果的で、鬱病の人が
「~しなければいけない」というストレスを和らげることができます。


鬱病の人がゆっくりと治療を受けるには、周囲の人たちの環境作りが重要となります。

初老期鬱病とは、その名の通り初老期(40~60才代くらい)に初めて発症する鬱病です。


普通の鬱病ではストレスなどが発症するきっかけとして推察されますが、初老期鬱病は老化による不調や、職場などの社会的環境変化がきっかけとなるようです。


このぐらいの年齢になれば、女性も男性もホルモンのバランスが崩れたり、ちょっとした運動で息切れを感じたり、疲れるなどの体力・知力・気力・性欲の衰え、老眼が始まり身体能力の衰えを感じ始めるころですね。


そして、環境面では男性であれば管理職に就く。

重要な仕事や地位を任されるようになる。人間関係も複雑になります。
女性は子育てがひと段落してホッとできる反面、気持ちの張りがなくなり、孤独感を感じるなどの気持ちの変化が出てきます。


こういった環境の変化と身体的な変化がうつ病を引き起こすきっかけとなり、「自分はもうダメだ。もう歳だ。このまま歳をとっていったらどうなるんだ」と気持ちが内向きになってしまいます。


とくに、若い頃は誰よりも優秀で精力的に動けて、自分は優れていると思っていた人ほど「喪失感」が強く、自分の衰えを受け入れられない傾向にあるようです。


症状は、不眠、頭痛、食欲不振。


不安と焦りがひどくてジッとしていられずに、ウロウロと部屋を歩き回ったり、落ち着かない状態になったり、攻撃的になる人もいます。


また、被害妄想や重い病気にかかっているのではないかという妄想を持ったり、絶望感を感じるようになります。


症状が重い場合には衝動的に自殺を図ることもあります。


最近、なんだか分からないけれど不安だとか、何をどうしていいのか分からないが、なんとかしなきゃいけないと焦りを感じたり、気持ちが落ち着かないということがあったら、一度精神科や心療内科、メンタルクリニックで受診してみてください。


治療には薬を服用しますが、そのほかには生きがいを持つことが必要になります。


歳をとっても楽しめる趣味や生きがいを持っているといいですね。


そして、この老いを共に語れる配偶者や友人がいて、衰えを「そうそう、あるある」と共感できることが、発症予防にはとても重要なことだそうです。