おばんです!

 

今朝は20.2℃、日中はごく短時間日が射しましたが26.1℃とあまり気温は上がりませんでした。

 

当地も今月に入り雨がちな天気が続いていますが、昨日は日中晴れたのでミツバチさんの内検を行いました。

 

 

まずは、懸案のこちらの群です。

 

 

6月27日にカーニオラン女王への切り替えを行いましたが、無王になってしまったので、7月18日に急きょ別のカーニオラン群から蜂児と卵がある巣枠を1枚移入して変成王台による新女王への切り替え作業を行っていました。

 

 

 

7月30日の内検で新女王の誕生は確認していましたが、その後の女王飛行が上手くいったのか・・・?

(真ん中の大きな穴が開いているのが新女王が羽化した王台です)

 

 

 

 

 

で、昨日確認しました。

 

8月6日に給餌した花粉パテーは完食済みでした。

 

 

 

 

巣枠を確認すると、

 

あれっ、既に蓋掛けになった蜂児が!!

 

 

 

 

こちらが、新女王です。

 

 

 

蓋掛け蜂児がいたのでそこから逆算すると、こちらの女王の成長過程は、

 

産卵日:7月14日

 

変成王台作成開始:7月18日(産卵5日目)

 

羽化:7月29日

 

女王飛行:8月2日

 

産卵開始:8月6日

 

働き蜂幼虫蓋掛け開始:8月14日

 

働き蜂羽化開始予定:8月26日

 

と、なります。

 

 

 

この女王はカーニオランですが、この時期の交尾相手はほとんどがイタリアンなので、産まれてくる働き蜂はイタリアンとのF1となります!

 

 

 

 

 

純系のカーニオラン群は、

 

 

この女王、非常に優秀です!

 

 

 

働き蜂はほとんどがカーニオランに置き換わっています。

 

写真をみると、巣盤上の働き蜂数が少なく、蜂児がむき出しになっています(蜂密度が低い)。

 

 

イタリアンでこの状態になると、蜂児が冷えて病気になったり、最悪蜂児が死亡して蜂児出しがおきますが、カーニオランではこれぐらいの密度が正常な状態です。

 

 

イタリアンを長く飼育している方は、この状態を見ると蜂密度が低すぎるといって、巣枠を引き抜いて蜂密度を上げる作業を行いますが、カーニオランは蜂密度が上がるとすぐに王台を作って分蜂します。

 

 

イタリアンとの大きな違いは、イタリアンは王台の中で新女王が蛹になり、羽化の数日前に分蜂しますが、カーニオランは王椀に産卵がされるとすぐに分蜂することがあるので注意が必要です!

 

 

また、一度分蜂熱が高まると巣枠を足したぐらいでは収まらず、分蜂してしまいます。

 

 

この辺が扱い難い蜂と云われる原因です。

 

 

家は、ある程度群が成長したら常に空巣枠を3枚以上入れて、さらにニホンミツバチのように下段を空の状態で管理しています。

 

 

カーニオランは寒冷地で進化してきたセイヨウミツバチの1亜種なので、寒さには非常に強いです。

 

 

そのかわり暑さは苦手なようです?