本日2本目!
寒さで開花が遅れ気味だったくんしらん、4月中旬以降一気に開花しました。
梅寿園緑花。
今回初花で非常にコンパクトな株姿で開花しましたが、このままの姿で行くのか、それとも打出の小槌を振られてしまうのか・・・?(笑)
咲き初めはヒラオと言っても良い花色で、咲き進んで弁先は薄くなりましたが、底緑は最後まで残りました。
ヒラオNo.3×小型鞍山。
2011年3月に家で交配し、秋に播種、今回が初花です。
G2黄花であるヒラオに小型鞍山の花粉を交配しているので、本来F1は全て赤軸になるはずなのに、1本だけ青軸で出たので秘蔵して育てていました。
除雄がうまくいかずに自家受粉(セルフ)してしまったのかと思いましたが、ずっと株姿が小型のままだったので、ひょっとして当たり?かもと育ててきました。
母株のヒラオNo.3は花径:85mm、葉幅:65mm、葉長:700mm
父株の小型鞍山は花径:65mm、葉幅:110mm、葉長:250mm
でした。
株姿からはきちんと交配されていると思うのですが、F1で青軸黄花で咲いたので突然変異で黄花になったのかと・・・?
これで花色がヒラオなら満点でしたが、この花粉をヒラオに交配すればF1で小型のヒラオが咲く・・・。
はず??(笑)
G2黄花にボタン咲きの花粉を交配したF1です。
知り合いの交配で今回が3回目の開花です。
株の力が落ちたようで、今回は弁数が少なく開花しました。
初花では全て12弁〜24弁で開花しているので、今年はきちんと肥培して再来年の開花に備えます!
ヒラオNo.3です。
写真では緑が飛んで黄花に写っていますが、実物は咲き終わりまできちんと緑色が残っています。
古池農園さんが種親用に残しておいた株ですが、2008年3月に特別に譲っていただきました。
丸弁で花径が85mmと綺麗な花ですが、子が吹かないのが玉に瑕です。
14年間で子は1本しか吹いていません。
黄河です。
2008年8月に実生4年目の株を三橋孔雀サボテン園さんから購入し、2009年3月に初開花しました。
花径:100mm、葉幅:105mm、葉長650mmと大型の株ですが、花弁(内弁:35mm、外弁:28mm)が広い良い花を咲かせます。
一番の売りは、この株は青葉で斑入りではないのに、花茎は斑入りだったり、曙芸で上がってきて、この株を母株に使って実生すると約6割が斑入りや曙の株になることです。
華厳です。
2007年4月に山形の陽華園さんから華鵬の実生として3年苗で購入しました。
葉幅100mm、葉長550mmと黄花にしては締まった株に成長したのですが、なかなか開花せず2015年2月にようやく初開花となりました。
花径:80mmの丸弁で親株の華鵬より良い花が咲きました。
しかし、翌年蕾が伸びる前に蕾が腐敗しそのまま芯が潰れて、今回ようやく2回目の開花となりました。
面白いことに、やや濃いめの黄色で開花し、咲き進むと黄色が薄くならずに徐々に底緑が濃くなり、開花終了まで緑が残ります!
前回の開花時も底緑が残ったので、この形質は間違いないようです。
華鵬(純)です。
陽華園さんの看板株だった華鵬の親(純)株の割子です。
花径:80mm、葉幅:95mm、葉長:450mmです。
陽華園さんが華鵬として販売していたのは全てこの株の親株の実生苗です。
2007年に茨城の趣味家の方がご自身の看板株であったスミターズ・イエローの兄弟株と交換で入手された株です。
その後、趣味家の方が引退される際に縁あって我が家にやってきました。
花付きが良く、1花茎に25輪ほど着花します。
今回は1本目に26輪、2本目の花茎に14輪開花しています。
釧路八重です。
ボタン咲きの超有名花です。
下田系なので葉持ちが良く、この株も現在片側18枚、全部で36枚の葉が着いています。
また、雌蕊と雄蕊の弁化が強く、花粉がほとんどとれません。
古い品種なのにこの株を使った育種が進まなかった原因はこの辺りにあるのではないでしょうか?
ただ、ボタン咲きの遺伝性は強いようで、交配相手によってはF1でも5割程度がボタン咲きに咲くようです・・・??
八重8弁底緑。
花径:100mm、葉幅:70mm、葉長:450mmです。
花弁は8弁〜12弁で底緑は開花終了まで褪せません。
おまけ:
クロゴキブリで〜す!!
これまでは見かけませんでしたが、ついに家にもやって来ました!!
これも地球温暖化の影響かと・・・!!