7月末に人工分蜂を行った群の働きバチ外勤が本格化し始めました。
今日は薄曇り、気温25℃、風速2m。
ミツバチにとっては過ごしやすい気候です。

と、いうことで、13時半頃から新女王が産卵した働きバチが外勤に備えて、巣門(巣の出入口)の位置を覚えるための「定位飛行」が始まりました。

通常、外勤に出かける蜂は巣門を飛び立つと、目的地の方向へ頭を向けて飛び立ちますが、生まれてはじめて巣から飛び立った定位飛行を行う働きバチは、巣門の位置を確認することが目的のため、飛び立つとすぐに巣の方向を向いて巣の回りを旋回飛行します。

飛び立つとまず巣のすぐそば(1m以内)を巣の方向を向いてホバリングします。

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少しなれると今度は1~2m上空を巣の方向を見たままホバリング。

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巣の位置を覚えると、今度は2~10m上空を旋回します。
ピンボケで写っているのが飛行中のミツバチです。

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巣門の位置を確認すると、そのまま外勤に出かける蜂。
ひとまず今日は巣に戻って内勤を行う蜂と色々いるようです。

こちらは同じ巣のお昼の写真。
何やら巣門の前で固まって蜂がうろうろ???

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さらに見てみると。

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これは、ミツバチを狩に来たキイロスズメバチが仲間に巣の位置を知らせるために付けた臭いを、番兵の働きバチが巣から出て舐めとって消す作業を行っているところです。
日中は外勤に出る蜂の数が多いので、臭い消しの最中にも外勤蜂が次々に飛び立って行きますが、朝早い時間帯では、外勤に出る蜂が少ないので、外勤蜂は出口から外を伺ったまま飛び立たず、番兵の働きバチが臭いを全て舐め取って消すまで、巣の出入口でじっと待っています!