8月末からは毎日雨降りでしたが、昨日、今日は久々の晴れ!

と、いうことでセイヨウミツバチに給餌しました。

5時半に花粉を巣の横に置きました。
すぐに蜂が寄ってきて、花粉を器用に後ろ足に付けて巣に運びます。

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花粉は、働きバチの幼虫の餌になります。
また、花粉を食べた若い働きバチがローヤルゼリーを体内で合成し、3日目までの幼虫と女王蜂に食べさせます!
つまり、ミツバチは花粉がないと、女王蜂の餌が作られず、女王は卵を産むことが出来ません。

この時期は花が少なくミツバチは蜜や花粉集めに苦労しています。
写真は、オオボウシバナ(アオバナ)。
ツユクサの変種で、花の大きさは3センチ弱です。
朝早くからミツバチが蜜と花粉を集めに花を訪れていました。

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内検は完全防備で行います!
まあ、プロは面布だけで素手で作業を行っても刺されないそうですが、なにせまだ駆け出しなもんで・・・(以前、天気が崩れるのに内検して手のひらを刺されて懲りました)!

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巣箱を一段ずつ外して、巣枠を1枚ずつ異常がないか観察します。

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巣枠等に作られた無駄巣やブリッジ(巣脾をつないでいる蜜蝋のつながり)をハイブツール(写真の赤い金具)をつかって削り取ります。

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削りはじめると、働きバチが怒って巣枠の上に出てきて威嚇しながら飛んできます!

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夕方(日没直後)に50%の砂糖水を給餌しました。
日中、砂糖水や蜂蜜を給餌すると、臭いを嗅ぎつけた他群のセイヨウミツバチが蜜を盗みにやってきて巣箱内に侵入し、殺し合いになってしまいます。
最悪、弱い群は侵入者に女王蜂が殺されて群が倒れてしまいます。

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写真のように、5合枡(専用の給餌器も販売されています)に砂糖水を入れて、バルサ材を切って浮かべてミツバチがおぼれないようにします。
巣箱の一番下の段(通常は空にしてあります)か、一番上に一段空箱を載せてそこから給餌を行います。
ミツバチは砂糖水600ccぐらいを一晩で全て巣に運び込んでしまいます。
巣内に貯蔵した砂糖水を働きバチは羽ばたくことで水分を蒸発させ、濃縮します。
糖度が78度前後まで濃縮が進むと蜜蓋がかぶせられます。
来春の花の季節まで貯蔵蜜でミツバチは命をつなぎます。
秋までにどれだけ沢山蜜と花粉を貯めることが出来るかで、来春の群れの勢いに差が生じます。

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