日本一厳しく、的確な安倍批判を見つけた。
首相に対する批判や、罵詈雑言は数々ある
私も(天木氏)安倍批判においては言いたい放題、書きたい放題だ。
しかしこれ程厳しく、なおかつ、的確な安倍批判は後にも先にもないだろう。
そう私が思う、いわば「日本一の安倍批判」を見つけたので紹介したい。
先ず黙って次の文章をお読みください。
安倍さんはずるい政治家です。政治の世界では、人を欺いたり、裏切ったり、ズル賢く立ちまわったりするというのは有りますが、それは政治家同士の権力争いで行われること。
政策決定が国民の生活なり人生設計に影響が有る場合で、そう言うズルをやってはいけないのです。
安倍さんを表現するとき、私は二つの「ムチ」に集約できる、と思うのです。
一つはignorantの無知、 もう一つはshamelessの無恥です。
無知については、彼はまず歴史を知らない。
戦後の日本人が築いて来た歴史を踏まえて居ないんです。
或る政策を決定する場面で、現在に至るまで、過去の政権がどういう議論と決定をしてきたか、そのプロセスを知ることは非常に重大な事です。
しかし安倍首相はそう言う過去の世代へのリスペクトが全くないんです。
日本国憲法と言うのは、戦争で310万人もの人が亡くなり、その犠牲者たちに対する義務感で造られた側面があるわけです。
もう一つ、安倍首相の無恥についてお話しましょう。
一言で言って安倍さんはずる賢いんです。
安倍首相は自分の考えに同意する人物を登用し、反対する人は首にしてしまう。
安倍政権のやり方と言うのは「法による支配」ではなく、「人」による」支配なんです。
現在、政策の違憲性について指摘するのは、最高裁判所と内閣法務局です。
安倍さんはこれまで」集団的自衛権について違憲だ、と唱えていた内閣法制局長官を首にし、自分に都合の良い人物を据えた。
内閣法制局長官が解釈すれば、それが法ですから、形としては法の支配です。
しかし、裏を返せば、実際には人の支配なんですよ、
これまで歴代の内閣はこれだけはやってこなかった。
人事に手を付けて自分の都合の良い解釈を引っ張り出してあとのことは考えない。
実に危険な考え方です。
無恥としか言いようがない。
其の批判はこう締めくくられている。
過去の世代が議論をし築き上げてきたものへの敬意と次世代への責任。
此の二つを考えるなら、重要な案件は沢山あります。
少子高齢化、原発、地震など、国の存続に影響する重要課題は山積して居ます。
きちんと過去と向き合い、次世代に繋ぐ政権運営をするべきなのです。
これほど厳しく。しかも罵詈雑言で無く、これほど的確な批判が有るだろうか。
しかもこの批判をした人はただの批判者では無い。
大学教授、で有る。 しかもただの名誉教授ではない。
安倍首相の政治思想史の恩師である加藤節成蹊大学毎夜教授なのだ。
恩師からこのような批判を受ける様ではもはや安倍首相は
まともな神経の持ち主なら、
日本の首相にとどまる訳にはいかないだろう。
いくら野党が不在でやりたい放題出来るとしても、首相にとどまること自体が恥だ。
それにしても、このような批判を、身分を明かして公言した加藤節名誉教授の勇気は凄い。
此の批判を安倍総理は、どう受け止めたのでしょうね。