生まれ故郷が | キノコbpのブログ

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熊本 の地震。
始めの報道は夜でしたので停電の街は真っ暗で、被害の状況が解らず、朝になって漸く現地が見られたのですが、次々の地震で被害は深まるばかり…
住民の方のお気持ちは察する以上だと、心配をしていました。
亡くなる方の数が増えて、未だ未だ危機の中。
原発にまで、被害が及びませんように。

昨日ワンコのククを連れてお散歩の帰り道、我が家の方から歩いて来る町内のお友達に行き会いました。
この方は団地に家を建てて引っ越してこられたばかりで、ご主人が亡くなり、
町内会役員さんに頼まれて、飛んでいきました。
知り合いがいない町の中、参列者となったのですけれど~、奥様に「有難う、ありがとう、」 と言われながらお亡くなりになったご主人。
翌日のお葬式に主人も棺を担う役目を引き受けましたが…
奥様に「手伝って頂いたSさんと言う方が解らないのです」と言われて、「私の主人です」と言ってから会えばお話をする方と成りました。

その彼女が赤いベストにスカーフを巻いて、オシャレな帽子を被って近づいてきます。
「こんにちは」も言わないうちに「ねぇ、私怖くて、ラジオを持って歩いているの~、」と小さな袋を抱えて見せます。(え?)
「熊本があんなでしょ、地震が止まなくて、怖い!」って~、「私熊本の生まれで、兄弟姉妹があちらにいるのです。」 と
「えェ~、」と言う私、「皆さん大丈夫?」 と聞きました。
「其れが電話が通じないの…、親戚にやっと通じたんだけど、みんなが避難したって~」
私、「よかったですね」 と言いました。
「一番上の姉が95才でね、心配したけれど、一応無事で避難していると聞いて安心しているの」

「よかった良かった」 と言って2人で手を取り合いました。

でもお姉さんが95才って~、この方はお幾つ?、
「失礼ですけれど…」とお年を聞きました。
未だ70才になっていらっしゃらない?
ずっと信じていましたが
「私、85才ですよ」と言われてビックリしました。
「ええ?嘘でしょ、可愛くてきれいですよ」
そう言ったのですけれど…
「貴女も、いつも素敵です」
とお世辞を返されました

次に私も一言。
「ねぇ、私も熊本生まれなのですよ」と言ったら彼女は飛び上がりました。
「嬉しい!、今度お茶しましょう」って、
同じ熊本生まれのお婆さん2人。
熊本の無事を願いながら、
別れました。