主治医の先生は(2~3時間したら麻酔から醒めますので、そうしたらお呼びしますから、もう少しお待ち頂けますか?)…と。 最敬礼をして…私達は(待つ人)を続けます。 少しばかり冷房病気味の私は甥が持って来た寝袋に包まれてウトウトとしました。 「目が覚められましたから、此方においで下さい」。 案内された部屋の入口で、手洗いと消毒をしてマスクを掛け、奥に進むと、ベッドでパイプだらけの姪が…薄く目を開けて此方を見ました。姉と甥と私が、(良かったね!)と言います。 姪は鼻と口に細い饂飩の様なビニールパイプを取り付けられて、~首も…胸も、手も足も、お腹もビニールが繋がれて居ます。 頭上には何やら乾電池のような…四角い器具が異様な棚となり、その器具のソレゾレから細いビニールパイプが出て、姪の身体のあちこちに繋がって居るのです。~まるで違う異星人。 でも唇には赤味が差して、悪かった顔色も白くなった様です。 血行が良くなったのでしょうね。(死んだ人に招かれたら、断りなさいよ!) と言って有ります。 夢を見て…(金魚すくいをやって居た、と言って居ました。