その後私は結婚をして…姑と義妹3人、近くに住む義姉2人、上の義姉は子供を預けて帰ります。 私の父は三駅離れた所に住んで居ましたが毎日忙しく覗くのも稀でした。 姪は高校を卒業して近くの豪農の長男である公務員と結婚~ 2人の女の子が大きくなった時、ご主人が浴室で倒れて亡くなりました。 婚家は弟さんが継ぐ。と言う話で実家に帰った姪が、ある日友人と京都のお寺巡りをして~或るお寺サンに詣った所、大僧正様に話し掛けられてお部屋に招かれたとか。 それからは時々お伺いをして…大僧正様も山陰にいらして衣服の染料にする草花の話しなどをなさったそうです。 その姪が倒れたのは友人を送った駅の前、車のドアを開けて降りた途端に。 救急車で運ばれて緊急手術、心臓に人工のパイプを繋ぐとか、 友人から涙の連絡を受けた大僧正様は姪の為に長い祈祷をして下さったそうです。 手術中意識不明の姪が見たのは、亡くなった主人と祖母が傍に来て (もう苦労しないで此方においで) と誘われたその時。 天空に橋が架かり、大僧正様のお寺の御本尊様が降りて来られて…遮る様に手を差し延べられたそうです…。