ﾃﾚﾋﾞをつけたら老人ﾎｰﾑの中継です、私は老人ﾎｰﾑって自分が住み慣れた地区に有って其処で年を取ったご近所さん逹と暮らせたら寂しい思いをしなくて良いかな、と思って居ました。 ﾃﾚﾋﾞの中の老人ﾎｰﾑは正にそれを実行した形で。馴染みの方々が一緒に暮らしていらっしゃいます。…私の仕事場の傍は老人ﾎｰﾑです、ある日お婆さんと若い女性が歩いて来ました。女性がお婆さんに(早く歩きなさいよ!)とせかして居ます。お婆さんはﾄﾎﾞﾄﾎﾞ…お嫁ｻﾝ？か娘ｻﾝ？二人は老人ﾎｰﾑに入り庭のﾍﾞﾝﾁに。(ちょっと待ってて)と女性はﾊﾞｯｸの中から書類を出して(さｱ行こ)と促しますがお婆さんは動きません。(ﾎﾗ早く！)と…お婆さんの入所手続き…ですね…その内(折角やってやってんのに、立ちなさいﾖ早く！)と大声です。お婆さん可哀想。 そのﾎｰﾑに従姉が居ると云う方が(従姉のお見舞いに行ったら寿司屋のお婆ﾁｬﾝが…良く来てくれた…って泣くのよ)と話して居ました。家族が居る方はおうちに居たいのですね。ﾄﾎﾞﾄﾎﾞと歩いて居たお婆さんの姿。誰か知り合いが居たら救われるかも…。そのﾎｰﾑは寝たきりか車椅子、道を歩いて居る方に会いません。入居の決心は大変なのですよね。