まるで・雨月物語の庭・のような宿(3) | キノコbpのブログ

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到着した時は中庭を眺めて居ません、~朝になって目にした庭は信じられない光景でした。まるで荒野の状態、踏む場も無い枯れ薄と朽ちた大きな雑草が倒れ、滅茶苦茶。中庭をめぐる廊下の何処から見ても庭の風情は無く、枯れ果てた夏草に埋まるツツジ、(雨月物語の庭)と一人で思いました。(夜中は青頭巾が、)なんて、妄想です。 朝食は出前料理が並び、永い間使った気配も無い広い台所でお婿さんが鯛のお刺身を。…年配の女性は女将で(娘が手伝いに来てる)(娘は馬鹿)(娘は頭がオカシイんです)と…娘さんの姿は誰も一回も見ません。他のお客が一人も居なくて、娘が(ゆうべお風呂の横の広いトイレに入ったらポツタンポタンって音が響いて怖かった!)と言います。締め切った窓の下はお墓。~2日の日にカメラマンさんが一人、テレビしかない娯楽室の隣に宿泊です。 浴室が2カ所で、もう一つを開けたら水の音、中を覗いて…パッと閉めました。着物に重ねて真っ赤な腰巻き、女将が入浴中…65才は過ぎた方で。昔は一流旅館、建築家逹が(造り)を見に来たとか。青頭巾ならぬ真っ赤な腰巻き。…帰る時、(もう売るのです)と、見送って下さった女将…寂寥の宿でした。