「戦略的互恵関係」
というと、安倍首相が言ったことばではなかったかと思いますが、これはダメですね。言うなら、
「和略的互恵関係」
です。この「和略的互恵関係」 で世界がつながると、すばらしい世界になるんだけどなあ(^_^)
さて、ミクシイのコミュニティ、[21世紀は「アクエリアン革命」] トピックから、私自身の発言を移しておきます。
「覇道」と「王道」と「和道」の比較です。
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2006年06月19日19:55 和道・覇道・王道
大和信春というかたがいます。『和の実学』という本をかかれています。
この中で、大和氏は「和道」ということを唱えているんですね。「王道」や「覇道」に対する概念です。
「王道」・・・仁徳を本とする政道
「覇道」・・・武力と権謀による政道
「和道」・・・和力と和略を基本とする政道
「政道」といわず、世の中は、「覇道」の原理で動いている、といっても過言ではないでしょう。私は、「和道」こそが、これからの進むべき人類の道ではないかと思っています。これは、「ホリステック」「共創」にも関連してきます。
「和道」を説明するには、「和力と和略」というのをもうすこし説明しないとわかりにくいとは思いますが、これからの時代、この「和道」というのに、すこし注目していってほしい。
大和氏は、「和道」を聖徳太子、徳川家康、恩田杢の『日暮硯』 にみています。「本書で提示した概念や法則、原則の類は、いうなれば『日暮硯』に現れている恩田杢の足跡から、彼の頭にあったと考えられる行動の方程式のようなものを逆探知的に分析する中からつかみ得たもの」とあとがきで書かれています。
以下、この大和信春氏の 「和」の理論をすこしずつ紹介させていただきたいと思います。
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2006年06月19日19:59
大和氏によることばの定義をいくつかまとめておきます。
「和」=「総互恵状態」
「総互恵状態」=「全成員が他の全員と互恵関係にある状態」
「互恵関係」=「お互いに役に立ち合う関係」
∴「和」=「全員がお互いに役立ち合う関係で結ばれている状態」
「役に立つ」=「相手の本来の目的達成を主体的に支援すること」
「本来の目的」=「素質にふさわしい成長を遂げ、本領・天分を行かして世に貢献すること・天命(宇宙的意思が命ずる、そのものの役割や営み) 」
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2006年06月21日08:07
3つを比較するとわかりやすいですよね。
<目的>
王道=「王道楽土」の建設を究極の目的とする。
覇道=天下の支配(勝ち残り)を目的とする。
和道=永続的・安定的な平和秩序の確立を目的とする。
<達成過程>
王道=文化の浸透、国民の教化を通じて目的達成を目指す。
覇道=「敵」の制圧・征服を通じて目的達成を目指す。
和道=互恵関係の拡大発展を通じて目的達成を目指す。
*王道というのは、儒教の思想ですね。
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2006年06月22日16:05
さらに「覇道」と「王道」と「和道」の比較では続きます(^_^)/
<方法>
王道=天地自然の道理に添い、王者の徳と才によって治める。
覇道=権謀術数を駆使して優位を追求する。戦略(覇略)追求。
和道=身辺に和を築き、それを飛び火的に拡大する。和略追求。
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2006年10月09日06:11
安倍首相、「和道」を意識しているのかという節があります。
1 自分の給料をカット、これは、恩田杢がやった財政立て直しの最初でした。
2 今日、テレビを見ると・・・中国で「・・・互恵関係」をと。
うーむ、しばらく注目ですね。
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++++引用終了++++
「和をもって尊しとなす」。
「大和の国」とは、大いなる<和>の国ということではないのか。
「和」とは、「全員がお互いに役立ち合う関係で結ばれている状態」と上記にまとめています。国と国とも、その他の関係も「和」、全員がお互いに役立ち合う関係で結ばれている状態であってほしい。
しかし、私たちの身の回りには、「和道」ではなく、「 覇道」原理にもとづくものの多いこと、多いこと! 勝ち組、負け組という言葉であれ、スポーツであれ、遊びであれ、旧来のレクリエーションであれ、学問の世界であれ、「覇道」を基本とするもののなんと多いことか!
「読書へのアニマシオン」「読書レクリエーション」であそぶときは、「和道」の原理に基づくものでありたいと思っています。
私が大学でやる授業も、基本は「和」すなわち、「全員がお互いに役立ち合う関係で結ばれている状態」であり、「相手の本来の目的達成を主体的に支援すること」を旨としたいと思います。人を蹴落として生きることを教えるのではなく、また、蹴落とし合いではなく、お互いの自己実現ができるための支援の場でありたいと思っています。
「和略」とは「和合達成のための大局策」。
「和力」とは「和合を図り、維持する能力」。
ちなみに、「和合」とは「安定的な和の状態にあることを言う」そうです。
そして―――また「和」に戻ります。
「和」とは、「全成員が、他の全員とお互いに、相手の素質にふさわしい成長を遂げ、本領・天分を行かして世に貢献することの達成を主体的に支援する関係で結ばれている状態」。