NHK教育テレビ、土曜日午前7時半からの「短歌入門」と8時からの「俳句入門」。教員になったころ、大学時代の国語科教育法を教えてくださった先生が、俳句や短歌を添削するところはたいへん参考になるといわれていました。で、ときどきみます(^_^)
今日の俳句入門では桂文珍がでていて、たいへん興味ぶかいことをいっていました。
文珍の落語、若いところは「足し算」で考えていたが、ちかごろは「引き算」で考えているとのこと。どういうことかというと、若いときは、落語を聞いている人のために、イメージを豊かにするために言葉を足していた。しかし、今は、できるだけ言葉を使わないで(引き算で)、イメージをつくってもらうようにしているとのこと。これは、俳句の道もそうだとのことです。省略の文学ですね。いいたいことはできるだけいわない。肝心なことだけいう。
「朗読」についてどうあるべきか考えています。
今の「朗読」は、あまりにも「足し算」が多いような気がします。バックランドミュージックをつけたり、演技したり。朗読には、足し算もいらない。そういう算術はつかわないで、「ことば」だけでいい。多くもなく、すくなくもないのが理想ですね。
うーむ、しかし、これがむずかしいのです。
学校の教師は、みんな、すぐれた朗読ができるようにめざしてほしいものです。
幼稚園・保育園、小学校から中学校、高校、大学、専門学校、国語や言葉の専科の教師のみならず、すべての先生が、きちんとした朗読ができるように。
なぜなら、みんな日本語(国語)をつかっているんだもん(^_^)/
すべての教師は、国語の教師
国語の教師は、専門の教師
すべての学習は、国語の学習
国語の学習は、専門の学習
教師だけでなく、すべての日本人に。
(文責:穴見嘉秀(あなみ よしひで)@九州大谷短期大学表現学科情報司書フィールド助教授 a73@nifty.com )