コーダイ芸術教育研究所にかかわるかたで、福岡在住のかたが、2冊の本を送って下さっていました。10月、うちの短大で講演をしてくださったハンガリーのトルダさん関連のかたです。その講演の中で話されたトルダさんのいう「ドラマ法」、ちょっと使えるかもしれないなと思いました。すこし、自分なりにねって、今度保育所でやってみようかと思っています。


 なぜ、私にそんな本を送ってくださったかというと、私がコーダイ芸術教育研究所編の『コーダイ芸研選書7 今日は朝から晩だった―保育園・幼稚園の文学2』(明治図書)という本を、その講演のときにもってきていて、すわっているのをみて、声をかけてくださったからです。この本は、1978年発行で、もう絶版。私は、昔、ブックオフで100円でかっただけだったのですが(^_^;)


 送って下さった本は、


『言ってみようわらべうた1 ぺろりんきゅう』
 (コーダイ芸術教育研究所発行・2006年4月第4版・600円)


『言ってみようわらべうた2 ししの子は』
(コーダイ芸術教育研究所発行・2006年4月第4版・600円)


 「この2冊はプレゼントします」って! あと4冊あるので、それはぜひ、購入させてもらおう。 


 その本のなかで、ちょっと考えてみたいことばがありました。松岡享子さんのまえがきの文章のなかのことばなのですが、それは――。


 <底力のある、健康な楽天性のもつことば>


ということばです。


 <テレビから洪水のように流れ出す口先ばかりのことば、スピードの速すぎることばにとりかこまれ、必要以上に知的発達を急がされている現代の子どもたちに、ここに集められた伝承の詩=わらべうたは、どんな働きかけをするでしょう。うたうこと、あそぶことから離れても、となえるだけで、あるいは声に出して読むだけで十分たのしめるこれらのわらべうたは、おそらく子どもたちに笑いとともに受けとられ、理由はわからないけれどたのしい、いちど口の中で、からだの中で、くりかえし響いているよ、といわれるのではないでしょうか。
 このような底力のある、健康な楽天性のもつことばが、子どもたちのからだの中に蓄えられることによって、子どもたちのことば全体が元気になり、ことばを愛する気持ちが育つようにと願わずにはいられません。>


という文章のなかで、使われています。


 この本は「もうメロディーや遊び」が「伝わっていない」「ことばしか残っていない」「わらべうた」が集められています。「底力のある、健康な楽天性のもつことば」か、いいねえ。「底力のない」「不健康な」「悲観的な」ことばが、満ちあふれている現在ってことでもありますね。谷川俊太郎の詩は、「底力のある、健康な楽天性のもつことば」がおおいといっていいかも。


 谷川俊太郎や北原白秋、そういえば「マザー・グース」を訳していますね。そういうところも関係あるのかも。白秋のことは、この本のあとがき、コーダイ芸術教育研究所顧問の羽仁協子さんの文章にでてきます。

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ミクシイでの日記を再掲載しています。(文責:穴見嘉秀(あなみ よしひで)@九州大谷短期大学表現学科情報司書フィールド助教授  a73@nifty.com )