うちの短大で平田オリザさんのワークショップがありました。
そのワークのなかで、「読書レクリエーション」に応用できないかと思っているのが、表題の「ステータス」です。
ステータスについて、オリザさんの『演技と演出』(講談社現代新書)から説明します。
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・番号のついたカードを使ったゲーム。
・1番から50番までの数字の書かれた名刺大のカードを用意し、参加者に配布。他人にみせてはいけない。
・番号の大きい人ほど<活発な趣味>をもっており、小さい人ほど<おとなしい趣味>をもっていることにする。各自、自分の数字に応じた趣味を心の中で決める。
・参加者は、5分ほどの間に、できるだけ多くの人と出会って、自分の番号に近い人をさがす。番号・数字以外は何を話してもいい。どういう趣味をもっているかを言ってもいい。
・ちょうどいいパートナーが見つかったら、全体から離れて、二人一組で座る。一度座った二人は、元にもどることはできない。また、この時点でもお互いにカードを見せない。
・制限時間が来たら、残りの数人に、とにかくパートナーを決めてもらい、全員が座っている状態にする。
・そのあと、一組ずつ「趣味」と「カードの番号」を発表する。番号の近いカップルがベストカップル。
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上記、
・番号の大きい人ほど<活発な趣味>をもっており、小さい人ほど<おとなしい趣味>をもっていることにする。各自、自分の数字に応じた趣味を心の中で決める。
この方法で、読書レクリエーションバージョンが考えられないだろうかということです。
番号に大きい人ほど< >
番号の小さい人ほど< >
上記、平田さんの本によると、こういうバージョンもあります。
番号に大きい人ほど<大きなモノを作っている会社に勤めている>
番号の小さい人ほど<小さなモノを作っている会社に勤めている>
新年の名刺交換会で、参加者は皆会社の営業マン、全員が初対面。
自分に近いモノを作っている取引先を見つける。
また、<本来の「ステータス」は8名くらいで行います。そしてシチュエーションを指示し、配られた番号に応じて役柄を演じます。例えば、ここは監獄だということにして、数字の大きい人ほど「罪が重く」「長く監獄にいて」「威張っている」というように設定を決めます。
そのあと、参加者がそれぞれ会話をしながら、お互いの数字を推測し合うというゲーム>(26p)なんだそうです。
私が考えたのは、 たとえば次のようなもの。
A*お話の結末ということで・・・
番号に大きい人ほど<ハッピーエンドで終わるお話>
番号の小さい人ほど<悲しい結末のお話>
まんなかぐらいは、まあ、そこそこの結末(*^_^*)
B*文学者・作家(歌人、小説家など)
番号に大きい人ほど<現代の文学者・作家>
番号の小さい人ほど<古文学者・作家い時代の文学者・作家>
C*お話の古さ・新しさ
番号に大きい人ほど<現代にちかい時代の話・小説・物語>
番号の小さい人ほど<古い時代の話・小説・物語>
Aのようなものだとおもしろい気がします。番号が大きい人ほど、強い登場人物ってのもありそうですが、これはちょっとむずかしいかも。
(文責:穴見嘉秀(あなみ よしひで)@九州大谷短期大学表現学科情報司書フィールド助教授 a73@nifty.com )