「読書へのアニマシオンは、「読書クイズ」だ、「読書ゲーム」だという人がいます。その人が、「読書クイズ」「読書ゲーム」をどう定義しているかわからないからなんともいえませんが、私は、読書へのアニマシオンを、「本」や「お話の内容」の「クイズ」や「ゲーム」とは言いたくないな(~_~;) 無論、「読書へのアニマシオン」は「授業」とも違います。


 ほんとに、ここがよく理解してもらえません(~_~;) 


 なぜ理解してもらえないかというと、みなさんの関心が、<読書へのアニマシオンへの「作戦」にのみ>にあるからだと推測します。


 最後は、読書へのアニマシオンを進行していく<アニマドールのありかた>がポイントになってくるのです。アニマドールのありかたが一歩間違うと、「授業」になるし、別な一歩を踏むと、単なる「クイズ」タイムになります。


 踏み誤らないためのアニマドールのあり方を、私のスペイン研修でのノートからまとめてみます。


スペインでうけたある作戦の後、おひとりのアニマドールがこんなことを言われました。(以下、文責は穴見)。


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 アニマシオンではカードを使う遊びが多い。カードをもらった参加者はその答えを考える。カードを読んで、そのカードの持ち主から答えが出ないとき、アニマドールは、まず、「誰か手伝ってくれますか?」と全体に声をかける。そのあと、アニマドールが手助けをする。もし、間違った答えを言った場合、いきなり直すのはなく、ヒントを与えたり、「そうだったっけ(^_^.)?」と問いかける。


 ここで大事なのは、正しい答えを言うか言わないかという杓子定規なやりかたではないということだ。出かかっている答えだったら、アニマドールは助けて、<引き出し>てあげよう。参加者が「ぼくできなかったんだ(ToT) ぼく、ダメだったんだ(>_<)」というふうに思わないような形でもっていってほしい。よほど違うときも、きつく「それは、ちがうでしょ!」とは言わないで、「それでいいのかなあ? みんな、どう(^o^)丿?」という感じでながしたほうがいい。


 アニマドールは、参加者に、これはテストじゃないんだということで、ただ本を読んで、ここにきて遊んでいるんだ、答えが間違ってもどうってことないんだ、ということを強調する。これは授業じゃないんだ、評価の対象ではないんだという安心感をあたえてほしい。

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 どうでしょうか(^o^)丿

 これをみたら、子どもがアニマドールなんてやるのはむずかしいことがわかっていただけると思います(^.^)


 <引き出す>という意味の英語、<エデュケート>の本来の意味は、こういうことです。


 「読書へのアニマシオンは読書教育」


といわれますが、「教育」とは、上記のような「引き出す」という意味で理解してほしいと思います。「教育」ということばで「読書へのアニマシオン」が正しく理解されないのなら、私が、<エデュケート>が<引き出す>で、<エデュケーション>は<引き出すこと>で、「教育」より「開智」という訳語がいいと以前から書いているように、


 「読書へのアニマシオンは読書開智」


といったほうがいいと思う(^o^)丿