「マタドール」ということばをご存じでしょうか。「闘牛士」のことです。


 2005年の2月20日、黒木秀子さんから「2004年12月にスペインに行った時の報告会をするので来ないか」との案内をいただき、東京まででかけました。その時の報告の中ででてきたことばです。


 「アニマドール」は「マタドール」。


 マタドールが赤いマントをあやつりながら牛に接し、その場をもりあげていくように、アニマドールもまた、アニマシオンでその場をたのしくもりあげていく。

 そういう意味で< 「アニマドール」は「マタドール」>というふうにスペインの研修で言われたとのことでした。


 ところで、モンセラさんたちの考える「読書へのアニマシオン」では子ども達にアニマドール役をさせません。


 アニマドールとは、アニマシオンを進行していく人のことですが、日本では、すぐに、子どもにもさせたらどうかというように考える人がいらっしゃいます。たとえば、小学校など校内図書活動でアニマシンをやり、子どもにアニマドール役をさせようというような意見をいわれたかたがいます。しかし、モンセラッさんたちのアニマシオンにおいて、アニマドールというのは「本と子どもたちの橋渡し役」で、その大事な役はあくまでも大人がやることになっています。

 闘牛とのかけひきをするマタドールは、生半可なことではやれないでしょう。同じように、本と子どもたちの橋渡し役をするアニマシオンにおいて、その役をたとえば上級生が下級生にとなどやらせていいものでしょうか。


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むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをおもしろく
  穴見嘉秀 (あなみ よしひで)   
 コミュニケーション・朝の読書・読書へのアニマシオン・紙芝居・笑顔 
  http://www.hf.rim.or.jp/~yosihide/index.htm
 九州大谷短期大学 http://www.kyushuotani.ac.jp/index.html
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2005年6月14日 アニマシオンメーリングリストでの私の発言をもとに書き換えました。
(文責:穴見嘉秀(あなみ よしひで)@九州大谷短期大学表現学科情報司書フィールド助教授  a73@nifty.com