「読書へのアニマシオン」というと、75の作戦(方法)、アニマシオンのやりかたばかり注目されているけれど、私としては「アニマドール」のありかたのほうが大事だと思っています。ではどうあったらいいのか。なかなかことばではうまくまとまらないのですが、今回、県教育センターでの司書教諭科目「情報メディアの活用」の受講生の感想がすこしヒントになります。
ちょっと一部、掲載させていただきます。この感想から、逆に、「アニマドールのありかた」を考えてみたいと思うのですが・・・
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・これからの情報社会を生きていく子どもたちや私たち自身が「調べてみよう」「情報を集めてみよう」という意欲を持たない限り、何もはじまりはしない。だから、司書教諭になった場合、「この先生となら(苦手な情報収集も)がんばれそうだ」と思わせるだけの人間性も問われてくると思う。5日間の穴見先生の私たちへの接し方は、いつも笑顔で受容的なので「こんな私でも、がんばれそうだ」「少し意識が高まったかもしれない」などと、セルフイメージを高めることができたような気がします。穴見先生のサービス精神と笑顔、受容的な態度は、9月から子どもたちと接するときも、司書教諭になったときにも、思い出していきたい、貴重なものでした。子どもたちの立場、目線で講義を受けることができ、よかったです。「今、ここで」も6枚分、まとめに整理されるという大変な作業、ありがとうございました。先生に、文章化していただいてうれしく思います。
・楽しい講義ありがとうございました。先生が最初にリラックスして聞いてくださいと言われたのが印象的でした。そうですよね、緊張するより、リラックスしたほうが頭に入っていきますよね。楽しいほうがやる気がでます。先生がおもしろい、そしてあっというような「芸」を見せてくださるのも楽しかったです。そして、逆に自分が授業している時も子どもたちを楽しませているのか反省しました。・・・この講座は一教諭としても、必要なことがたくさん入っていた講座だと思います。本当にありがとうございました。私も尊敬する林竹二先生のおっしゃっるように学校にもどったら、今までの自分と違う自分に変身しますよ!
・この講座は「情報メディアの活用」なので、先生のアニマシオンの講義が受けられなかったのは、本当に残念ですが、「~しなさい」ではなく、いつも笑顔で穏やかに「~しましょう」と話される態度は、アニマシオンに通じるものだと思いました。無理矢理教え込もうとかまえるのではなく、もっと気軽に楽しく先生のおみやげを参考にしながら、ブックトークやアニマシオンにも挑戦していきたいなと思いました。・・・「競争」でなく「共生」、そして「共創」の精神、「自他補完」ということ。グループ活動をする時に、自分ばかりや他人まかせではなく、お互いに補いながら一つのものを作り上げていくことを、プレゼンテーションづくりで学びましたが、子どもたちにもぜひ伝えていきたいと思いました。特に、生活科や総合的な学習では、それが必要な場面がたくさんあります。「開智」というすてきな言葉をお聞きしました。子どもたちの、もともともっている「智」を「開」き、主体的に生きる人間を育てていきたいと思います。先生が、最後に「今、ここで」という通信を発行してくれました。私たちが書いた文章をプリントにしてまた返すということはとても労力のいることだと思います。私が1学期にしようと思いながらできなかったこと、それは「学級通信の発行」でした。先生のプリントを拝見して、私たちも子どもたちにいうばかりでなく、形に残して、ちゃんと返していかないといけないなと確信しました。「学級通信の発行」、がんばってみます。・・・5日間、本当にいつも熱心にご講義してくださり、ありがとうございました。5日間の講義で、幅広く、たくさんのことを学ぶことができました。先生の笑顔はいいですね。私たちをなごませてくれました。・・・
・この講座をうけて、司書教諭の役割のみならず、子どもの前に立って教える立場のものとして、先生の信念のようなものを感じ、2学期以降の自分に役立てていけたらと思っています。
・何より私が「あっ、これ、おもしろそう。やってみよう」と思うことが大事なのだと穴見先生の講義をうけて感じました。今、すぐできることから実践していきます。体調を崩していらっしゃったにもかかわらず、終始にこやかにご講義いただき、ありがとうございました。
・パソコンは道具にしかすぎないものだが、より効果的な伝達手段をこの講座で学んだ今、「できることから、楽しみながら」かつ自分の生き方を変革できるチャンスとして、早速、今日からチャレンジを始めたい。つまり、自宅でホコリをかぶっているパソコンのスイッチを入れてみようと思う。こうした意識改革のチャンスを与えていただいた穴見先生に感謝申し上げたい。・・・3年計画で、この講習を終えるにあたり、最後の講座で自らのこれまでの生き方を振り返る機会を与えていただき、今一度お礼を述べたい。これから、教師である限り、生徒にこの思いを環流させていくことで恩返しができるものと自分に言い聞かせています。・・・
・先生が講義の中で、言われた「開智」という言葉、そして講義の間、一貫して、アニマシオンを体現してみせることを意識されて「開智」のためのメディアと考えて、けっして強制や一方的講義にならないよう演出・構成を考えておられることを教えていただき、私も学校現場に戻ったとき、そうありたいと思いました。・・・
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2006年08月20日07:33 ミクシイでの日記からの転載です。
(文責:穴見嘉秀(あなみ よしひで)@九州大谷短期大学表現学科情報司書フィールド助教授 a73@nifty.com
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