さて、Nちゃんと別れて、御徒町駅から上野広小路へ向かいます。

この辺りは凄い人。



上野のお山はあちら。
この辺りはあまり変わってませんね。
春日通りを北へ2本入って。
道明さんです。 
まさかこのお店に足を踏み入れる身分になれるなんて❤️
大人になるって良いわぁ。
この色々の美しいこと。
次は絶対五常楽です。

奥さまが対応してくださいました。
とにかく連れて帰りたかったので、在庫があって良かった。
うっしっし。
懐かしくなって喜屋さんにも。

入って昔バイトさせていただいてました、と申し上げたら、ご主人が降りてきてくださいました。

奥さまは先年大往生されたそう。
もう少し早くおもいきって来ていたらお目もじかなったのでしょうね。
イキイキと切り盛りされていたお姿が、目に浮かびました。


この先の池之端藪蕎麦に行きたいところですが、それはもう叶いません。
すこし前に店を畳まれたと今回知りました。

そのうちに、なんて言ってたらどんどん変わっていく。
自分の瞳で観たい美しいもの、会いたい人、行きたいところ。
今しかない、はたくさんありますね。

人生の折り返しはとっくに過ぎているし、そろそろちょっと巻きで貪欲に動いた方が良いなぁ、と思いながらしんみり不忍池を歩いてました。
と、後ろ脚にまあまあの衝撃。
ヘルメット被って小型のマウンテンバイクに乗った小さなお嬢さんに追突されましたのです。
後からきた若いお父さんが謝ってくれましたが、彼女は知らん顔。

私は後ろの汚れを確認するのに必死。
乾いた汚れなので払ったら大丈夫でした。

普通に歩いてて追突されたら。
雨上がりで泥汚れがついたら。
優しいオバちゃんでいる自信、ないかも🤣

人格形成もまだまだですなぁ。

不忍池には早咲きの桜が咲き誇ってました。
川津桜かしら?

まったりとろけるような夕陽を左に見ながら道を急ぎます。
目的地東博。
本館を左に、平成館へ。
きましたよ。
なんちゅう、コピー。

鶴下絵は?
いやいやまてまて。
慌てないあわてない。

入口入って、いきなり国宝の硯箱。

ほう、攻めてますねぇ。


今回は、光悦その人を中心に据えた展示が新鮮で、興味深く拝見しました。


そしてお目当ての鶴下絵。

本日の、私にとってのハイライトです。



惜しみなく、端からはしまで広げてくれていたので、移動しながらじっくり堪能できました。


なぜこれが国宝でなく、重文なのか判りません。

素晴らしい。

ちょっと無理しても来て良かった!



単眼鏡のつもりで舞台鑑賞用の双眼鏡持ってきてしまって、細かい部分を見るのが辛かったのが残念。

動画を見ようと、座ったら睡魔に誘われるし。


でも混雑してると予想して、東博を1番最後にしたのはアタリでした。

ゆっくり鑑賞できましたよ。


京都はもちろんですが、東京もすごい人ですね。

桜、どこで見るべきか。

やっぱり地元だなぁ。


東博の後は(珍しく)どこへも寄らずに、さっと新幹線に乗ったので、23時には最寄り駅に着きました。


今日は1日、移動しながら過去のトウキョウを見てたような気がします。


さてお着物です。

雲鶴柄の生紬に縞の羽織。

木蓮の塩瀬の帯。




ちょっとサイズ大きいのですが、鶴下絵にちなんで飛鶴。私には珍しい淡い色ですが、合わせ易そう。

ちゃんとお直ししよう。

あー、楽しかったです。

また行くぜ、お江戸!