気力で直した(🤣)体調不良の翌日は、楽しみにしていた芝蘭堂さんのきものしるべの会「紬の善し悪しと魅力」です。

着物着られるかどきどきしながら起きましたが、いけそう。

以前参加させて頂いた記事はこちら。
(自分で読み返してびっくり。わずか一、二年前のことなのに忘れてる事の多さよ)



去年はばたばたで全く参加出来ずでした。
今年はもう少しお邪魔させていただきたいと思います。

今回はチコちゃんさまとご一緒なので、心強いです(いやいや、なぐり込みに行くんじゃありませんよ)
まず、難波高島屋の二階、ダマンリュミエールでランチして参戦。
いつ拝見しても素敵なファサード。
心尽くしの季節の迎え花。
受付にいらした江崎先生が、覚えてくださっていて感激しました。
さすが何度も何度もきもの検定一級に合格なさる方は、一昨日のことも忘れる私とは人種が違うのです。

さあ、始まりました。
結城の高機と地機のお着物を凡そ6人1グループとして各一枚づつ資料として提供くださいます。
手触り、撚の有無、縦横の糸の太さの違いで見分ける。
この辺までは何とか。

絣一回のくくり大島が16反に対して結城2反???
ほら、忘れてる、忘れてる😢

あと私のルーペだと拡大されすぎて、見たいものによってはかえって分かりにくいこともあると、わかりました。
(早速今日、下村社長にお借りしたものと同じルーペ注文しました。)

横河先生が着る立場からならではの詳しい講義を。
下村ねん糸代表の下村社長が、糸からの専門的な解説を。

両方が車の両輪の様相、補完しあって深い深い。
ついていくのに必死です!
もう、わからない言葉はメモしておいて、後でググろうと、取り敢えず書いておく🤣

牛首紬の後染め、白山工房と加藤機操場が連名の頃の証紙。
牛首紬についても詳しく教えていただきました。
芝蘭堂へ戻って、今度は会場に展示してある紬を例に解説いただきます。
(画像で縦横が逆になっております)
縦横に紬糸を使った紬

こちらも縦横紬糸、郡上紬。
ムガシルク。
細番手のムガシルク。

あこがれの赤城紬。
(こちらは、チコちゃんさまから頂いた画像なので、画面と糸の縦横が合っています)


父の故郷の織物の為に、いつかは欲しいと虎視眈々している赤城紬も、触らせていただきました。
小学生の頃に、当時まだ養蚕を続けてらしたお宅を見学させていただきましたっけ。
牛首に似ているそうですが、玉繭を使わず、上州式の座繰り糸で織られているので風合い良く艶があるそうな。
塩沢紬
座繰りの糸を使った紬。なんともいえぬ温かみがたまりません。
玉糸

画像はありませんが、琉球壁上布やその糸も拝見させていただきました。
これは、絶対涼しいですよね✨
組織面はまるで網戸!
精練されていない糸を撚ることで、さらっと涼しい布になるそう。
(自分で洗うことができれば云うこと無いのですが。)

長時間に渡って、講座をひらいてくださった横河先生、下村社長、江崎先生と準備くださった皆様。
ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。
充実した時間を感謝いたします。
素晴らしいお庭。


中央に下村社長、手前に横河先生。
お気付きでしょうか、講座におつむりのメモリーを目一杯使った為に画像撮るのをすっかり忘れていました。

唯一1枚あるこの画像は、赤城紬を撮るつもりで間違って撮した1枚。
どんだけおつむの容量小さいんでしょう。

参加者の方が撮って下さった何枚もの画像には、背中を丸めて必死にメモを取る自分が🤣。
イケてないこと甚だし。

おまけにお声かけてくださったJガールさまとも、久しぶりにお目にかかれたチアキ先生の講座のHさまとも、そもそもご一緒して頂いたチコちゃんさまとも1枚も撮ってないのですよ。

アカンがな。


さて、お着物です。
帰宅後にて、ヘロヘロご容赦くださいませ。
伝結城の長着に紫根染めの帯。
せんびるのシチフクヤさんで、ゆかりさまから譲って(奪い取った)いただいた紫と黄土色の染め分け帯揚げ。
道明の奈良組に、大神神社の根付。



この朝は、通い猫の黒ちゃんが久しぶりに顔を見せてくれた日でした。
(良い日に成りそう🎵)
黒ちゃん寒いんだからせめてお腹一杯になろうよ、毎日おいでよね。