(いとしの長女)


先日、年に一度お仕立てするお話を聞いていただきました。
あと、運良く新古品を購入した時。
お仕立て直しをお願いした品が出来上がってきた時。

私が仕付け糸を外す作業をするのは、せいぜいこれくらいです。

つまり1年に滅多に無い事です。

お着物初めてまだ2回?3回?

「伝」久米島紬はラッキーな事に思いがけず新古品。
さて仕付け糸を外そうとしましたら、これが中々手強かったのです。

糸を1箇所切って、引っ張ってもびくともしない。
二目ごとにハサミを入れないと、生地が糸に噛み付いた様になって中々抜け無いのです。



こちとらエイジングアイのお年頃。
ハサミの先でうっかり生地を傷付けやしないか、ハラハラしながらの作業です。

全部取り終えたら、1時間は有に過ぎておりました。

仕付け糸ってこんなに大変だったっけ?

滅多に無いので分かりませんが、外すだけでぐったり。


和裁できない(お針仕事全般無理🤣)ヤツの戯言と、お笑いください。


仕付け糸要ります?


私は外して置いてほしい。

「貴方が最初のご主人(マスター)ですよ」宣言なら裾の一部分で充分です。


仕付け糸も絹糸だと思うんです。

お蚕さんの命と引き換えにいただく糸を切って捨てるだけ、っていうのも辛い。


今回お仕立て直しに出した羽織も、長着もまたこの作業が待っているかと思うとどよーん。


申し訳ありません。たわごとです。

(でも本心の声ー。懲りない)


しつけ糸と格闘した分、出かけるのが遅れました。もうランチには間に合いそうもありません。

朝から獣医さん行ったりで朝抜き。

お腹はぺこぺこ。

早めに開くお店を狙います。

(貸し切りになりますし、かえって安心❤️)


で、燗と突き出しの、中落ちののり巻き揚げ。


泉州あたりの料理方法だと言う、穴子ネギ。
穴子の天婦羅にネギたっぷり。お醤油たらーり。
私は山葵追加していただきました。

こちらは柵のお魚(鮪とか)は別ですが、注文で捌いてくださいます。
真ん中の金目鯛の炙りの為に捌かれる金目ちゃん、
大三輪のみむろ杉、純吟。
さすがに夕方まで、何も食べてないと回りました🤣

うふふのふ。あら、しつけ糸ってなんだったかしら✨

さてお着物。
伝久米島に木屋太の帯、お獅子の帯留めに帯揚げはサーモンピンク。

この帯、どうやっても丸がお腹の正面に来ます。

紬がパリッとしていて。
襟が歪んでしまいました。

ターミナルで皆下車したチャンスにパチリ。
船場センタービルでお得にいただいたニットケープ(ポンチョ?)も初おろし。

軽くて暖かい。
ののちゃんさま、本当にありがとうございました❤️

さあ、今日は早く帰って祭りに参戦させていただきます!
お仕事頑張らねば。