★底本

第一部 p81~85

 

★手塚による要約

ニーチェの自己告白をふくめて、著述における箴言的表現が推賞され、軽快で飛翔的なこと、重々しさにたいする笑いが説かれる。

 

 

★解説

・本章の冒頭部では血が取り上げられている。血はキリスト教で頻出の概念であると共に、ツァラトゥストラが重視する肉体の生を維持する重要な体液でもある。

 

・ツァラトゥストラは「読書する怠け者」を憎んでいる。手塚の脚注によると、これは「形は読書しているが、精神に何の能動性もない者」を指しているのだという。

 

 

 

 

 

 

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