〇説明
筆者はニュースサイトの記事を読むことが多く、本記事において「GLOBE+」の記事を私見と共に紹介していきます。
〇100カ国行ったイモトアヤコだから分かる「世界の変化」とは (魚拓)
スマホがどの国でも普及しているというのは驚きですね。日本は衰退の一途をたどっていますが、アジア諸国は経済発展が見込まれているそうです。
〇なぜ料理を食器に盛らない 「インスタ映え」のばかげた結果 (魚拓)
インスタ映えのために、津波警報が出ているなか、荒れている海の風景をスマホで撮りに高台から海岸の方へ自ら向かっていった若者の話を聞いたことがあります。自分の命よりも「いいね」を優先した若者は極端な例であるにせよ、機能性よりも見栄えを優先しがちな人は常軌を逸していると感じます。
フィッシュナイフはいつだってばかばかしく、金持ち気取りで役にも立たない。ナプキンリングはどうか? まぁ外すくらいならしてもいい。でも、このまま食器なき世界への道を行くなら、馬のようにエサ袋から食べることになりかねない。少なくとも両手は解き放たれ、ネット閲覧とメッセージ送受信の重大任務は果たせるだろう。
日本料理は食器への美意識にも支えられているとあり、その点には同感です。少なくとも、目の前の料理よりもスマホの画面を重視しがちな現代人は異常なのかもしれません。
〇どんどん寿命が短くなるアメリカ人、専門家「この国で何かが起きている」 (魚拓)
英国の階級社会などとは対照的に、米国では「努力さえすれば夢を掴める」という理念が重視されてきました。60年代の公民権運動を機に「みんな同じアメリカ人」という意識が形成されていた側面もあったと思われます。
しかし、現代の北米では、専門家が「我々はかつて、もっとずっと似たり寄ったりだった。私が大学生だった70年代初めもそうだった。でも、今は分断が進んでいる。何が悪くなっているのか、それに対してどうしたらいいのか、我々は、本当のところ説明できなかった」と語っているように、社会の分断が深刻化しています。
顕著な例としては、トランプ支持層と反トランプ支持層の対立などが挙げられます。
トランプは「アメリカを再び偉大にする」と宣伝していますが、これからの時代に世界の覇権を握るのはアメリカなのか、それとも中国などの新興国なのか。
この答えは米国が社会の分断をどう処理していくのかによるでしょう。
〇差別を見抜けなかった私、スタンフォード大が教えてくれたこと (魚拓)
リベラル思想が強く反映された文章。
「自分は差別しない」と思うのは危険です。
日本のような単一民族と近い国に住んでいると、差別に鈍感になりやすいのです。
でも、グローバル市民になるためには、まずは差別に敏感になることが大切です。
それが差別をなくしていくためのスタートです。
どのような定義で「グローバル市民」という単語を用いているのかは不明ですが、「グローバル化」や「グローバル市民」という言葉に明るいイメージを持つ人は21世紀の日本で凄く少ない気がします。
しかし、人種差別や民族の違いにより争いや戦争につながるケースが数多くあります。
冷戦が終わって、未だに50カ国以上が戦時中か、対立中です。
主な原因は民族の違い、宗教の違い、主義の違いと歴史の認識の違いです。
実は、それらの争い・戦争の主な原因って利権などの経済的な要素であることが非常に多いのですよね。「民族の違い、宗教の違い、主義の違いと歴史の認識の違い」というのはあくまで副次的な要素でしかない場合も珍しくありません。ただ、利権を得たい側の勢力が、その地域の住民の宗教対立や民族対立を刺激することは勿論ありえます。
自分と同じになってくれなければ、死んでもらうのか、出ていってもらう。
こんな愚かな考えは、2度も世界大戦を経験した人類はもう持たないと思っていたら、違っていました。
毎日のように、これらの原因で戦いが起きて、犠牲者がたくさん出ています。
差別と排他的な思想を軽く見てはいけないのです。
そんな荒い海に我が子を放り出していいのか?
しっかりとした心構えを持たせれば、大丈夫です。
本気で言っているんですか?しっかりとした心構えを持つごときでは、テロリストや過激派に殺されるといった不幸を防ぐことはできません。「しっかりとした心構えを持たせれば、大丈夫です」というのは根拠なき楽観論でしかありません。
日本人は比較的に差別されませんでしたが、最近は黄色人種を嫌う人々が増えて、決して他人事ではなくなってきました。
それでも、息子たちは自分たちの価値を疑った事がありません。
違いを認め合い、平等を信じる事で、社会に溶け込んで楽しく生活しているのです。
私が息子たちに、
「外国に住む時は、その国に何を貢献できるのか? それを考えなさい。貢献できるからこそ、その国にいる価値と理由があるのです」と言ったら、
「ママ、その考えは古いよ。むしろ、地球に住んでいるのだから、地球に何を貢献できるのかを考えないと。そうでないと、地球に住む資格がなくなりますよ」と息子たちに言われました。
その通りです。若者に一本取られた瞬間でした。
どんな空論をほざいても、国家の存在がなくなる訳ではありません。コロナ渦に直面している今の世界情勢は「国は緊急時には、周囲の国よりも自国を優先する」という実態を明らかにしました。リベラル思想の持ち主がどんなに理想を述べたところで、今の社会において、ある国の弱者を救うのは基本的には、その国の福祉制度なのです。
つまり、弱者ほど、その国を大切する必要が生じると言えます。
「外国に住む時は、その国に何を貢献できるのか? それを考えなさい。貢献できるからこそ、その国にいる価値と理由があるのです」という教えは時代遅れの代物では全然なく、寧ろ自国中心主義への戒めですらあります。
そもそも、パナマ文書で違法すれすれの租税回避を暴露されたと報じられているアグネス氏による文章に説得性は、どれほどあるのでしょうか?
(なお、アグネス氏本人はプーチンら同様に疑惑を否定している模様。)
〇最後に
このニュースサイトは朝日新聞が関与しているようですが、今週発売の『週刊文春』によれば、朝日新聞と産経新聞の記者が東京高検検事長の黒川弘務氏と麻雀賭博をしていたそうです。このような権力者との癒着は一般論として望ましいものではないと考えられます。
あと、ロゴが少し読みにくいと思います。asahi shimbunのhがbと誤読しやすい気がします。