昨年、50歳を目前にした大切な友人が急逝しました。
そして、今年自分も同じ年齢になる年を迎え、ふとあと何年生きれるのかと思いました。
年齢を重ねるごとに、健康への不安は増していくもの。
そこで今回は、年齢別の死亡率や死因について調べ、改めて「今を生きる」ことの大切さを考えてみたいと思います。
年齢別の死亡率:50代はまだまだ若い?
まずは、年齢別の死亡率を見てみましょう。厚生労働省が発表している「令和3年人口動態調査」によると、以下のようになっています。
年齢階級 | 死亡率(人口10万人あたり) |
---|---|
0歳 | 192.1 |
1-4歳 | 20.2 |
5-9歳 | 11.7 |
10-14歳 | 7.1 |
15-19歳 | 33.2 |
20-24歳 | 56.8 |
25-29歳 | 50.6 |
30-34歳 | 61.7 |
35-39歳 | 76.1 |
40-44歳 | 109.0 |
45-49歳 | 158.5 |
50-54歳 | 239.7 |
55-59歳 | 367.1 |
60-64歳 | 557.6 |
65-69歳 | 831.6 |
70-74歳 | 1246.0 |
75-79歳 | 1985.0 |
80-84歳 | 3194.8 |
85-89歳 | 5496.3 |
90-94歳 | 9482.7 |
95-99歳 | 16111.8 |
100歳以上 | 30841.8 |
(出典:厚生労働省「令和3年人口動態調査」)
これを見ると、50-54歳の死亡率は239.7。決して低い数字ではありませんが、70代、80代と年齢を重ねるごとに急激に上昇していくことが分かります。
つまり、50歳はまだまだ「これから」の年代と言えるのではないでしょうか。
年齢別の主な死亡理由:50代で気を付けるべきこと
次に、年齢別の主な死亡理由を見てみましょう。50代の場合、特に注意すべきなのは以下の疾患です。
- がん: 依然として死亡原因の上位を占めます。定期的な検診が重要です。
- 心疾患: 心筋梗塞や狭心症など、生活習慣病が深く関わっています。
- 脳血管疾患: 脳梗塞や脳出血など、高血圧や動脈硬化がリスクを高めます。
- 糖尿病: 血糖コントロールが重要です。
- 肝疾患: アルコールの過剰摂取やウイルス性肝炎などが原因となります。
これらの疾患は、生活習慣の改善や定期的な健康診断によって、リスクを減らすことができます。
日本人の死亡原因1位は「がん」:早期発見・早期治療が大切
日本人の死亡原因の第1位は、長年「がん」です。がんの種類によって生存率は異なりますが、早期発見・早期治療が非常に重要であることは間違いありません。
40代を過ぎたら、定期的ながん検診を受けることを強くおすすめします。
限りある時間をどう生きるか
今回のことを通して、改めて「人はいつか必ず死ぬ」という当たり前の事実に直面しました。そして、限りある時間をどう生きるかを真剣に考えるようになりました。
- 後悔のないように生きる: やりたいこと、挑戦したいことに躊躇せず、積極的に行動する。
- 大切な人との時間を大切にする: 家族や友人との絆を深め、心温まる時間を共有する。
- 健康に気を遣う: バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけ、健康的な生活を送る。
- 感謝の気持ちを忘れない: 日々の生活の中で、感謝の気持ちを大切にする。
まとめ
今回は、年齢別の死亡率や死因について学び、改めて「今を生きる」ことの大切さを考えてみました。50歳は、人生の折り返し地点。これまでの経験を活かし、これからの人生をより豊かにするために、できることから始めてみませんか?