悩める中間管理職のぼやき

悩める中間管理職のぼやき

タメになるような話は一切なく、ただただ思ったことを垂れ流すだけのブログ

「ちょっと余裕がほしい」「趣味や旅行に使うお金を貯めたい」――そう思って副業を考えている人、多いのではないでしょうか。私もそのひとりです。今回は、最新の調査から「副業している人の割合」「どんな副業があるか」「どれくらい稼げるか」などをまとめて、自分に合った副業を選ぶヒントを共有します。


副業している人の割合はどのくらい?

まずは現状把握から。どれくらいの人が副業をしているのか、最新データをもとに見てみましょう。

  • 労働政策研究・研修機構の調査によると、「仕事をしている人」のうち、副業をしている人の割合は 6.0%。男性が約5.1%、女性が7.4%と、女性のほうがやや副業者率が高いという結果です。 日本法令外国語訳データベース

  • 「副業している会社員」などを対象とした DODA の調査では、副業を「している」と答えた人の割合は 8.4%。前回調査より若干増加したとのことです。 doda+1

  • 過去に副業をしたことがある人も合わせると、「副業をしている/したことがある人」の割合はさらに高くなり、JMSC の調査では約 24.6%。その中で「現在副業をしている人」は13.3%という数字です。 MS-Japanの求人・転職サイト

つまり、「本業を持ちながら副業をやってみたい」という人はかなり多いけれど、実際に副業を始めて継続している人は6〜10%程度ということ。これが現時点での日本の副業実態、という感じですね。


職種・副業の内容はどんなものがあるか

副業と言っても種類はいろいろあります。「未経験でも始めやすいもの」「スキルを活かすもの」「そこそこ収入が期待できるもの」など、目的やライフスタイルによって選び方が変わってきます。

以下、よく聞く職種・内容を整理します。

カテゴリー 内容例 特徴・始めやすさ
初心者向け・スキマ時間系 アンケートモニター、ポイントサイト、資料請求、ポイ活 スマホやネットでできて始めやすい。大きく稼げないがすぐに始められる。 創業手帳
在宅/ネットビジネス Webライティング、翻訳、データ入力、ブログ運営、アフィリエイト、YouTube、ネットショップ 場所を選ばない。時間がかかるが、軌道に乗れば継続収入の柱になる可能性あり。 MS-Japanの求人・転職サイト+2レバテックフリーランス+2
スキルを活かす・専門系 プログラミング、Webデザイン、コンサルティング、動画編集、SNS運用代行 最初の学習コストや実績づくりが必要。ただし報酬単価が高く、稼げる上限が大きい。 生き方・働き方・日本デザイン+2バイトル+2
対面・実務型 家庭教師、講師、試験監督、セミナー運営、イベントスタッフ 対人・時間拘束型も多く、自宅外での仕事も含まれる。シフト調整が必要なケースあり。 doda

月の収入はどれくらい期待できるか

副業をする目的が「お小遣いを貯めたい」なら、月いくら稼げるかを想定しておきたいですよね。いくつかの調査データから、実際どれくらい稼いでいる人が多いかを見てみます。

  • DODA の調査では、副業している人の 平均月収65,093円。前回調査から増えています。 doda+1

  • ただし、その中で「1万円未満」の収入の人が 48.1% と、半数近くを占めているというデータも。つまり多くは小さな金額からスタートしている人たち。 パーソルキャリア

  • 年代・属性によっても収入には差があり、40代以上の人は月平均 96,564円 といったケースも出てきています。 パーソルキャリア

これを踏まえると、「まずは月1〜3万円程度」でもすごく現実的。それから自分のスキルや時間次第で5〜10万円、それ以上も可能…という感じですね。


おすすめの副業:自分に合ったものを選ぶために

では、「自分にとって始めやすく、それなりに稼げる副業」はどんなものか。私が調べたり周りの人を見て「これはいいな」と思ったものをいくつか、おすすめとして紹介します。

  1. Webライティング・ブログ運営
     文章を書くのが好きなら最初のハードルが低い。SEOやブログの仕組みを学べば、広告収入やアフィリエイト収益も期待できる。

  2. 家庭教師・講師・オンラインレッスン
     教えることが得意な人には非常に向いている。受験指導、語学、資格勉強など需要が安定している分野。

  3. 翻訳・通訳
     語学スキルがあるなら、専門性も出せて単価が高くなる可能性あり。在宅でもできる案件多め。

  4. プログラミング/Webデザイン/動画編集等のクリエイティブスキル系
     最初は学習コストも時間もかかるけど、案件が取れ始めると報酬が跳ねやすい。本業をサポートするスキルとしても役立つ。

  5. ネットショップ・ハンドメイド販売
     自分で作る物や仕入れ物を販売する。SNSを使ったマーケティングが鍵。

  6. アンケートモニター・ポイントサイト・ポイ活
     手軽に始めやすい。大きな額は期待できないが、スキマ時間を使って“お小遣い稼ぎ”には最適。

  7. 副業ドライバーや配達員
     Uber Eats や宅配など、シフトや時間を選びやすい案件も多い。動きが苦でない人にはいい。


副業をするときの注意点

おすすめ職種を挙げるだけではなく、「副業を始めるときに失敗しないためのポイント」も抑えておきたいです。

  • 労働契約・就業規則の確認
     本業の会社が副業を認めているかどうか、副業禁止規定がないか確認しましょう。副業が禁止されていたり、届け出が必要だったりする会社もあります。

  • 税金・確定申告をきちんとする
     副収入があると確定申告が必要になるケースがあります。所得税や住民税、社会保険などの手続きは忘れないように。

  • 時間配分・疲労管理
     本業が疎かにならないように。副業で頑張りすぎて体を壊すパターンもあります。

  • 信頼性・詐欺に注意
     高収入をうたう怪しい案件、初期投資を求めるものには要警戒です。レビューや実績を調べてから始めましょう。


私が周りで聞いた“稼ぎの実例”

私の知人・友人たちの副業実例をいくつか紹介します。「こんな感じもあるよ」という参考になると思います。

  • Aさん(会社員・30代) → Webライティングを副業で始めて、始めの2ヶ月は月1〜2万円程度。でも3〜4ヶ月目からライティング案件が複数こなせるようになり、月5〜8万円ほど安定。

  • Bさん(主婦) → ハンドメイドアクセサリーの販売をオンラインで。最初は利益1〜2万円だったが、SNSでの宣伝を工夫して月3〜5万円に伸びてきている。

  • Cさん(フルタイム勤務) → オンライン家庭教師。科目は英語。月10〜15時間教えて、月6〜7万円ほど。

  • Dさん(学生) → ポイントサイト・アンケートモニター。月3,000〜5,000円程度が多いが、費用と時間のコスパをとって“遊びや娯楽費”に充てている。

これも調査データとマッチする部分が多くて、「最初は少額」「稼げる範囲が自分のスキルと時間次第」というのが実情だなあと思います。


副業でどれくらい稼ぎたいか、目標設定のヒント

お小遣いを貯めたいなら、まずは目標金額を決めて、それに合う副業を選ぶことが大切です。たとえば:

目標(月額) どのくらい稼げればいいか 合いそうな副業
5,000〜1万円 アンケート/ポイントサイト/ポイ活/短時間データ入力 スキマ時間でできるもの
1〜3万円 Webライティング/オンライン講師/販売系ハンドメイドショップ 継続できるもの、少し学びつつ
5〜10万円 スキル系(デザイン・プログラミング・動画編集)/ネットショップ拡大 スキル投資や時間がかかるが報酬も上がる可能性あり
10万円以上 高単価案件/複数の副業を掛け持ち/自分ブランドの確立 業務委託的な仕事やフリーランス的要素が強い

副業の未来とトレンド

いくつか最近の変化・トレンドも押さえておきたいです。

  • 働き方の多様化に伴って、副業を認める会社の割合がじわじわ増えてきている。DODA の調査では副業を認めている企業は 27.5%。禁止している企業より少ないが、以前より変わってきている。 パーソルキャリア+1

  • コロナ以降、在宅ワークやリモートでできる副業の案件が増加。柔軟性を重視する人には追い風。

  • スキルを可視化して、ポートフォリオを作る、副業仲間やコミュニティを活用する人が増えてきている。


まとめ:まずはやってみるのが肝心

小遣いを副業で貯めたいなら、まず「自分の時間」と「自分の得意なこと」を棚卸しするのがスタート地点です。そして、小さい額でもいいから手を動かしてみること。そこから学びながら徐々にスケールアップしていくのが現実的です。

調査データを見ても、最初から大きく稼いでいる人は少数。多くの人が「月1万円未満〜5万円程度」から始めて、続けていくうちに収入を増やしていくパターンが多いようです。自分のペースで無理せず、でも少しずつ挑戦して、「副業でお小遣いを貯める」習慣を身につけましょう。

 

 

 

 

 

みなさんは「情報漏洩」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
大企業がニュースで大々的に謝罪会見を開いている姿を思い浮かべる人も多いかもしれません。正直なところ、私自身も「自分の会社には関係ないだろう」とどこかで思っていました。

ところがある日、まさに自分の会社で不正アクセスによる情報漏洩事故が発生してしまったのです。今回はそのときに経験したこと、学んだことを、できるだけリアルにお伝えしたいと思います。


発覚の瞬間と初動対応

ある日、社内のシステム担当から「サーバーに不審なアクセスがある」との報告が入りました。最初は「外部からのスキャン程度かな」と思っていたのですが、調査を進めるうちに一部データベースへの不正アクセスが確認され、顧客情報が流出した可能性が高いことがわかったのです。

最初の数時間は本当に混乱しました。誰に報告すべきか、どの範囲で情報を共有すべきか、社内に明確なフローが整っていなかったため、「何を優先するべきか」が分からなかったのです。

ここで痛感したのが、社内体制の未整備でした。


個人情報保護委員会への報告義務

情報漏洩が「疑われる」段階でも、企業にはすぐに対応が求められます。特に今回のケースでは顧客の個人情報とマイナンバーが含まれていた可能性がありました。

日本の個人情報保護法(改正個人情報保護法、2022年施行)では、漏洩・滅失・毀損などの「個人データの漏洩等事案」が発生した場合、個人情報保護委員会への報告義務本人への通知義務が定められています。

具体的には、

  • マイナンバーを含む場合

  • 財産的被害が生じるおそれがある場合

  • 不正の目的をもって行われたおそれがある場合

  • 1,000人を超える個人データが漏洩した場合

このいずれかに該当すれば、速やかに委員会へ報告しなければなりません。
私たちの事案はまさに該当しており、緊急で個人情報保護委員会に事故報告を行うことになりました。


個人情報に該当する範囲と「死亡者情報」

このとき改めて学んだのが、「個人情報」の範囲についてです。
個人情報保護法の定義によると、生存する個人に関する情報が対象となります。つまり、死亡者の情報は個人情報には該当しないのです。

これは一見細かいようですが、事故対応の実務では重要でした。なぜなら「亡くなった方の顧客データ」も一部含まれていたのですが、それは法律上の個人情報には該当しないため、報告対象から外せるのです。

ただし、「倫理的にどう扱うべきか」という観点はまた別。たとえ法的には対象外であっても、遺族感情や会社の信用を考えれば、慎重に取り扱うべきだと強く感じました。


社内の情報伝達体制の課題

今回の事故で最も痛感したのが、取締役会を中心とした情報伝達体制の不備でした。
「どの段階で役員に報告するのか」「広報への相談は誰が窓口になるのか」などが曖昧で、初動のスピードが遅れてしまったのです。

結局、取締役会を緊急招集し、意思決定のラインを明確化しました。ここで決めたのは:

  • システム担当 → 情報セキュリティ責任者へ即時報告

  • 責任者から法務部・広報部へ同時に通知

  • 重大事案は取締役会へ即報告し、広報対応方針を決定

このように**「誰に、いつ、何を伝えるか」**を明文化することが、危機対応では何より重要だと実感しました。


再発防止策の提出

事故後は当然、個人情報保護委員会への報告だけでは終わりません。
委員会からは、原因調査と再発防止策の提出が求められました。

私たちがまとめた再発防止策は:

  1. システムの脆弱性診断を定期的に実施する

  2. アクセスログの監視体制を強化する

  3. 社員への情報セキュリティ教育を徹底する

  4. 緊急時の対応マニュアルを整備する

  5. 取締役会レベルでの情報伝達体制を恒常化する

委員会への提出だけでなく、社内外に「ここまで対策している」と説明できることが、信頼回復の第一歩になるのです。


今だから思うこと

今回の経験を通して痛感したのは、「情報漏洩は決して他人事ではない」ということです。
不正アクセスは日常的に起きていて、その一つが自社に当たるかどうかは運に近い部分もあります。でも事故が起きたときの備えは、努力次第で整えられるのです。

  • 報告義務を理解しておくこと

  • 個人情報の範囲を正しく認識しておくこと

  • 社内の情報伝達フローを事前に確立しておくこと

  • 再発防止策を「机上の空論」で終わらせないこと

これらを実行して初めて、「万が一」に備えられるのだと思います。


まとめ

不正アクセスによる情報漏洩事故は、どんな会社にも起こり得ます。
私たちの会社でも実際に起こり、個人情報保護委員会への報告義務、社内体制の整備、個人情報の範囲の理解、取締役会による情報伝達体制の確立、再発防止策の提出といった一連のプロセスを経験しました。

今振り返れば、この経験はつらかったけれども、組織として大きく成長するきっかけになったと感じています。
この記事がもし、同じように「情報管理」を課題にしている方の参考になれば嬉しいです。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

「いつか海外移住してみたいな…」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
物価が安くて気候が温暖、そして日本からのアクセスも良い国といえば、やっぱりマレーシアが候補に挙がります。特に「MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)」という長期滞在ビザの制度があり、リタイア後の生活先として人気なんです。

今回は、MM2Hの基本や生活費のリアル、そして海外移住先としてマレーシアがなぜ注目されるのかを一緒に見ていきましょう。


マレーシアが海外移住先として人気の理由

まずはなぜマレーシアなのか。

  • 物価が安い
     生活費は日本の半分程度。特に外食や交通費は格安です。

  • 気候が温暖
     一年を通じて常夏で、寒さが苦手な人には快適。

  • 多民族・多文化社会
     マレー系、中華系、インド系が共存していて、食文化も多彩。日本食レストランや日系スーパーも多く、暮らしやすいです。

  • 医療水準が高い
     クアラルンプールなどの都市部では先進的な医療を受けられ、費用は日本より安い場合が多いです。

  • 日本から近い
     飛行機で約7時間。直行便もあり、帰国もしやすい距離感です。

こうした条件から、マレーシアは長年「日本人が住みたい海外の国ランキング」で上位にランクインしています。


MM2Hとは?

では、マレーシア移住を考えるときに欠かせないのがMM2H(Malaysia My Second Home)
これはマレーシア政府が発行する長期滞在ビザで、外国人が安心して滞在できるように設計された制度です。

MM2Hをするための要件(2023年時点)

  • 経済的条件
     以前より厳しくなっており、一定額以上の銀行預金や月収が必要です。例えば、定期預金に約1000万円以上、毎月の収入が数十万円あることが求められる場合があります。

  • 健康診断と医療保険
     申請者は健康であり、マレーシアで医療保険に加入する必要があります。

  • 年齢制限
     基本的に年齢制限はありませんが、リタイア層に人気です。

条件は時期によって変更されるので、実際に申請する前には最新情報を必ずチェックしてください。


マレーシアでの生活費の目安

では、実際にマレーシアで暮らすにはどのくらいの生活費がかかるのでしょうか?

  • 家賃:都市部のコンドミニアムで5〜10万円程度

  • 食費:自炊中心なら月3〜5万円、外食多めでも月5〜7万円程度

  • 光熱費:1〜2万円程度(冷房を使う頻度で変動)

  • 移動費:電車やGrab(配車アプリ)を利用して月1万円程度

合計すると、月15〜20万円ほどで快適に生活できると言われています。これは日本の都市部に比べるとかなり割安ですよね。

もちろん、生活スタイル次第で大きく変わります。ゴルフや高級レストラン、旅行を楽しむならもっとかかりますが、それでも日本より余裕を持てるケースが多いです。


定年退職後の新しいライフスタイル

MM2Hを利用してマレーシアに移住する人の多くは、定年退職後のセカンドライフを楽しむためです。

  • ゆったりとしたコンドミニアムで暮らす

  • 現地のマーケットで買い物して、自炊や外食を楽しむ

  • ゴルフやマッサージ、旅行で余暇を満喫する

  • 日本より低コストで医療サービスを利用できる安心感

「日本にいると老後の生活費に不安がある」という人でも、マレーシアなら収入が限られていても比較的ゆとりを持って暮らせるのが大きな魅力です。


他の海外移住先の候補は?

もちろん、マレーシア以外にも海外移住先の選択肢はあります。参考までにいくつか紹介しておきますね。

  • タイ(チェンマイやバンコク)
     リタイアメントビザがあり、物価が安くて日本人コミュニティも大きいです。

  • フィリピン(セブ島など)
     英語が通じやすく、リゾート感覚で生活できます。

  • ポルトガル
     ヨーロッパで物価が比較的安く、治安も良好。ゴールデンビザ制度も魅力です。

  • メキシコ(メリダやカンクン)
     温暖な気候で物価も安め。日本とは違った文化圏を楽しみたい人に人気です。

それぞれ要件やビザ制度が違うので、自分に合った国を選ぶことが大切です。


まとめ

「マレーシアへの海外移住」は、生活費の安さや暮らしやすさ、そしてMM2Hという制度があることで、多くの日本人にとって現実的な選択肢になっています。

  • MM2Hをするための要件はやや厳しめになったが、長期滞在できる大きな魅力がある

  • 生活費は月15〜20万円程度で快適な暮らしが可能

  • 定年退職後の新しいライフスタイルを実現しやすい

もちろん、海外移住は憧れだけでなく現実的な準備が必要です。ですが、もし「第二の人生を海外で過ごしたい」と考えているなら、マレーシアは間違いなく候補に入れる価値のある国だと思います。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ