本日、ここ五城目町で
秋田県消防協会男鹿潟上南秋支部の
消防操法大会が開催されました。
3年ぶりの開催です。
各市町村の代表分団が一堂に会し、動作の正確性とタイムを競うもの。
小型ポンプ操法を少しでも知っていただきたいため、多くの画像を張り付けて紹介したいと思います。
1番目、男鹿市消防団 第9分団
緊張のトップバッター!
放水はじめ!!放水はじめ!(右手をまっすぐ上に伸ばす合図)
2番目、潟上市消防団 第1分団
指揮者が1~3番員に号令!操作はじめ!
2番員と3番員は協同し吸管を伸長します。
長さ6mの吸管を伸長したら
2番員はくるっと振り向き前方の3番員の2歩後方の場所について
吸管とポンプを結合する3番員の補助をします。
結合完了の確認の3番員『よし!』の合図とともに
2・3番員同時に
体を180度回転し、所定の位置で吸管を持ち上げ、3番員『よし!』の合図で
左=水利=黄色の水槽側(画像では右側)に2歩半移動!
2番員は、吸管先端の黄色い部分=じゃかご=ストレーナのゴムバンドにまとめられているロープ=吸管控綱を取り外してから
ジャポンと水槽に黄色い部分側を投入します。
投入後、3番員は速やかにポンプのエンジンを始動し
水槽から吸管を通して水を引きます。前方からは、1番員が全速力で駆けてきます。
そして
右手を上に伸ばし①『放水はじめ!』 ③『放水はじめ‼!』
2番員は、水槽に投入した吸管の黄色い部分から延びるロープ=吸管控綱をポンプのフレームに結びつけます。結び方は『もやい結び』
既定の水圧を超えないよう!かつ1秒でも早く水を送れるようポンプを操る3番員と、吸管先端が確実に水の中にあるようしっかりと押さえつける補助員。
補助員も操法に欠かすことのできない選手なのです。
3番目に
我らが五城目町の代表である、第10.11分団(内川地区)
流れを細かく、特に多くの画像掲載です。
2番目の分団の操法が終わり、いよいよ出番!
機材を運び入れるこの時、最も気合が入る時だと自分は思いました。(もう17年も前の話;)
6月26日開催の町の大会以来、今日まで厳しい練習を続けてきた10.11分団の皆さん。
みんなイイ表情♪
ポンプの置き場所
いいが?
ホースの場所は?50~10~10cm!
枕木、とび口、吸管の場所は?50~10~10cm!
それぞれの規定通りの場所に確実に置きます。
そして、準備完了し
操法開始!の号令がでました。
観てるこっちまで心臓ドキドキ。
指揮者→前方の点検者に敬礼をし『五城目町消防団第10.11分団、ただいまから小型ポンプ操法を開始します!』
指揮者、回れ右をし操作員に
「火点は前方の標的
水利はポンプ右側後方防火水そう
手びろめによる二重巻ホース一線延長
操作、はじめっ!』
指揮者は、号令を伝えた位置からここまでダッシュで移動し筒先を引出しこのあと背中に担ぎます。
指揮者は、筒先を
背中に担いだら、
一番右に置いてた第3ホースを左肩に担ぎ
スタート!
全速力です!
1番員は、伸ばした第1ホースをポンプに結合し
左に置いてた第2ホースを左肩に担いで、
伸ばした第1ホースの結合金具を右に持ってスタートし
先を行く指揮者を追います。ここも全速力です!
指揮者は約38m先の第3結合地点へ
1番員は18m先の第2結合地点まで走り、3本のホースを一本に結合します。
2番員が投入した吸管を
ここから先は
3番員は、迅速にエンジンをかけ、水槽から吸管を通してポンプに引き込みます。(真空ポンプレバー作業も。)
ここからの、タイムに直結する水の送りのスピードは3番員の腕の見せ所ということになります。
スロットルを操作し回転数を上げると水の送りは良く(速く)なるのですが、定められた圧力0.4MPa(4㎏/㎠)を超えると危険行為として大幅減点となります。なので3番員には実に絶妙なスロットルコントロールが要求されます。
審判員はこの計器に注目!
前方火点側では
火点の的が倒れ(その瞬間までタイム計測)、識者から1番員への筒先員交替が終わったところでした。
2番員は吸管控綱をポンプのフレームに結び付けた後、枕木を吸管下にかませ、火災現場では建物等の破壊に使用する棒『とび口』を持って走り
1番員の左に位置し、構えます!
火点の右に立つ指揮者から1番員へ『放水やめ!』の号令を受け
1番員は所定の動作で筒先のノズルを閉めて水を止めた後『放水やめ!』と復唱。
2番員は『とび口』を置いて
ポンプまで戻ります!
最も長い距離を走る2番員。
ポンプ前に立つ3番員に『放水やめ!』
3番員『放水やめ!』と復唱しエンジンを停止。
2番員は再び火点側に戻り、伝達が終わったことを1番員に報告『伝達終わり!』
排水中止!
収納!の号令のあと
3人ともポンプ付近、始めの場所に戻ります。
ここは、少しゆったり目の走行。
各操作員は所定の場所に使用機材を置き、各地服装点検をしてから直立。
指揮者『点検報告!』
各操作員それぞれ『〇番員、異常なし!』
指揮者は回れ右をして、点検者に敬礼をして
五城目町消防団第10.11分団、小型ポンプ操法を終了しました!と報告。
指揮者、再び回れ右をして、操作員に『別れ!』と号令。
1~3番員、息を合わせて敬礼。
最後の最後まで気合が入ります。
撤収!
ここで会場から大きな拍手が送られます。
テント前に整列し、団長、副団長、本付け分団長にあいさつ。
団長から慰労の言葉!
町の代表である、第10.11分団の皆さん(操作員はもちろんですが、献身的サポートに当たられた団員の皆さん、ご家族の皆様)、本当にお疲れさまでした。
4番目、井川町消防団 第2分団
5番目、八郎潟町消防団 第3分団
規定通りに余裕ホース確保のため
このようにホースを右側に投げます。
最後6番目、大潟村消防団 第2分団
すべての競技が終わり
6月の町の大会時と同様に、団員は各団のテント前に整列の隊形で!
当五城目町消防団の13カ分団の分団長と、10.11分団の団員の皆さん。手前は男鹿市消防団の皆さん。
いよいよ成績発表!
優勝 井川町消防団
準優勝 潟上市消防団
第3位 大潟村消防団
(発表は第3位まで)
井川町消防団第2分団は、8月20日開催される全県大会に当支部代表として出場されることになります。
大会開催のためにご尽力された関係者の方々、大変お疲れさまでした。
活動運営費用、報酬、団員減少、大会の在り方など全国的に過渡期を迎えておりますが、今後とも
地域の安全と安心に直結する消防団の存続に向け提言とご指導をどうかよろしくお願いします。
町の代表として、これまで厳しい練習を続けてきた五城目町消防団第10.11分団の皆様
本当にお疲れさまでした。
地元開催ということで会場運営作業に当たられた各分団長さんたちも暑い中お疲れさまでした。