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日々是奇跡〜妄想の嵐〜(bl小説)

素人の妄想で綴った戯言話です。
BLが苦手な方は足を踏み入れませんように…
翔潤*末ズがメインです。
嵐さん大好きです。浅くて薄いファンですのでお手柔らかに。





潤のマンションに向かう途中。

ポケットのスマホが震える。


着信の相手は見なくても

察しがついた。



ごめん、智くん。

ちょっと今は、マジごめん。



「翔さん、ちょっとごめん。」



俺のスマホが静かになったときに

潤が俺に断ってスマホをタップした。



「智?どうしたの?」



無駄にギクッとしてポケットから

そっとスマホを取り出して

念のため着信を確認すると

やはり智くんだった。



「うん、うん。ちょっと待ってね。」



潤からスマホを向けられて

拒む理由もなくて。



「智が代わってだって。」


「もしもし、」


『翔くん?花火大会終わったって?』


「あーうん。」


『翔くんの携帯かけたけど繋がらなかったから。』


「え?そう?あ、俺マナーモードで気付かなかったかも。」


『え〜ほんとに?デート中だからじゃねーの?』



図星だけれど、逆にそう思うなら

遠慮してくれてもいいじゃないか

なんて思うのは

俺のワガママだろうか。



『潤の浴衣姿、可愛い?』


「そりゃもちろん。」


『写メくれ。』


「送るよ。」


『母ちゃんにも送ってやんないと。』


「確かに。」



そうだ、そうだった。

つい数時間前

お兄様、お母様、なんつって

感謝してたじゃないか!俺のバカ!



『その浴衣、翔くんが脱がせるの?』


「へ?」



俺の変な声が出てしまって

潤が心配そうに俺を見つめた。

手を振って「大丈夫」っていう

俺のジェスチャーに潤はにっこりした。



「さ、智くんなに言ってんの!」


『えー潤がもう家の近くだって言うから。』


「送ってきたんだよ!一人で帰せないでしょ。」


『ふーん。』


「送っただけだから。」


脱がさないでよ。』



ちょっと低いトーンの声の智くんに

見事に俺は怖気づく。


通話を終えて大きく息を吐く。

どっかで見られてるのかと

疑いたくなるくらい

なんてタイミングで電話してくるんだ。



「翔さん、」


「ん?」


「送ってくれただけなの?」


「え?」


「今、智に言ってなかった?」


お兄さんにビビっちゃって、思わずウソついちゃった。は、はは、はは。」



頭を掻いて笑い切れないくせに

笑ってみる。

スマホを返すと

潤は眉を下げて受け取った。



「俺が智からの電話出ちゃったから。」


「ううん、実は潤にかかってくる前に俺のスマホに着信あったんだよ。邪魔されたくなくてスルーしたら結局潤に掛かってきたから俺が悪い。あ、邪魔とか言ってごめん。」


「ううん、気を遣わせてばっかりごめんね。」


「てことで、お邪魔していい?」


「お邪魔じゃないもん。せっかく久々に一緒に過ごせるのに。」





智くん、ごめん。


他で精進します。




そんな気持ちを込めて

とりあえず潤の浴衣姿の写メを

送信した。

























大野さんは絶対なのです。