滴る返り血
零れる真の笑
これぞ生き様
脈燃えるる

人が人斬る肉魂
世話する己の裂けた臍
無謀な本望
皆一つ

散る散る衣
赤く染め
大義を刀に
帯に刺す

産声あげたその腹で
息絶え覚悟のその腹に
見送る知らずに水の粒
代わりに流す泥涙

聢と…
受け継ぎ灯す松の明
果たすす契り大博打

砕き砕かれ案山子の死
笑う獣に歯もたたず
弱き門は叩かれり

意地の支配に意思は勝ち
愛ゆえ立てる竹頭
唸る代弁
拳を握る
柄の先浸かる歪んだ蔵
震える赤みが物語り
いかにも香る
心語るる

焼けた野原をなめ回し
生きた心地に迎え火無
向かうは終焉
刃を捨てる

名も無き輩の心の臓
墓には刻めぬ
けど手前
刻むお前らに血を流す

意味無き戦に証を求め
いつか気付くその世まで

散り散り舞う花
見事咲かせたり…




星空見上げ何を夢見る

聞こえるかい?
この歌が

虹のメロディーその声は
届く届く
風に乗って何処までも

聖者の眠るその島は
クリーム色に染まってた
靴を並べボロボロの
迎えを待つ
姿を消して

十字を背負った
小さな小さな笑顔達
ガラパに続き
この島に架ける

夢の道しるべ
見えてくるんだ
虹を歌えば

黒煙に包まれ
身を隠し
白煙をかき分け
見付ける愛

満ち溢れてる
乾いた砂漠
毒入りオアシス
歌えば迷わず
辿り着く

孤立しているこの島で
裸足の小人は空を舞う

赤く焼けたこの島で
芽を出す暗やみ希望の種

離れた体は心を繋ぎ
見えない声は手を繋ぐ

歌うんだ
いつまでも
どこまでも
ハーモニカだって
生きている

聞こえるんだ
どこに居ても
誰にでも
虹が目覚めたその声で
星が光り
輝き指した


クリーム色のその島で
眠る笑顔の聖者達
架けた十字が抱き枕

お家に帰ろう
靴を揃えていくつもの
見付けよう
信じた声を
ガラパに託し


虹の夢のその光

冒険は終わった
落ち着く胸に
腕の中の真実に
お家に帰ろう

鎖は外れた…
色は溶けた…
地は手を振った…

これが
その時…

だから
歌うんだ
いつまでも


地上を見下ろし何を祈る

聞こえているよ
その声が


こんな夜には
何をしよう

温かい湯に香りを付け
好きなキャンドルに火を灯し
好きな音に目を瞑る

体も
鼻も
目も
耳も
好きなモノに支配されてゆく

研ぎ澄まされるこの五感
癒され包まれ落ちてイク
あぁ…どうかこのまま…

なんて…甘くはない

休むと同時に疼き出す
寂しさブラ下げ現れるのは

満たされない…この六感

澄めば澄む程
色んなアートを見せたがる

忘れよう
気にしない
楽しもう

すればする程
鈍るどころか冴え渡る

あぁ…
いっそこのまま
楽しもう

全てを沈め呼吸を忘れ
窒息すらも湯の中で
楽しもう


こんな朝には
何をしよう

好きな音で目を覚まし
好きなトコロにごあいさつ
青紅い海と会話する

目に映る安心を背に
始まるこの日に動いてゆく

思い込ませるこの五感
素直に正しく紛れ込む
あぁ…どうかこのまま…

なんて…本音ぢゃない

想う誰かに忙しく
正義をブラ下げ現れるのは

納得いかない…この六感

込めば込む程
色んな異常を持ってくる

見えない
聞こえない
楽しもう

すればする程…


あぁ…
いっそこのまま
楽しもう

あぁ…
いつもこうやって
楽しもう



あんな夜には
こんな朝には
何をしよう

こんな夜でも
どんな朝でも

ただ
笑っていよう

悲しみすらも笑顔に変えて

夜は明け
朝が来て
きっとまた
夜に向かうから…

ただ
笑っていよう