掴んでいるだけの手を離せば
離れるのは当然で
衝動に駈られれば瞬く間に
後悔が訪れる
気付いて欲しさに
気付かぬ己の欲
愛されているが故に
愛する試練
あまりに小さい器では
溢れ出すモノが大きくて
受け入れきれずに浮いては流れ
疲れ知らずに夢を見る
後悔する矛盾に迷い
立ち止まってみては
早さの違いに冷静になり
いつかすれ違う事を願ってた
なのに…
叶う願いに怯えながら
叶わぬ願いに涙しながら
答えを拒んでは
思い付く答え
手放したぃ…
それでも…
衝動を覆すのはいとも簡単に…
掴んだ手を掴ませる事は容易くなく…
繋いでもいない手を離すのは
あまりに難し過ぎる…