有難いことに、春夏秋冬と、近くの親戚や離れた兄から季節の野菜を頂く。冬になるとその一つに白菜がある。ただ一家3人となってしまった今は、1玉でも量が多く、いろいろと工夫して調理しなければならない。その一つに「白菜漬け」がある。

 

 「白菜漬け」は子供の頃、祖母が作っていて懐かしい味なのだが、漬け方が分からず、ユーチューブの和食調理人・阿部公一さんの「まかないチャレンジ」を見てやっている。漬け方は「二度漬け」である。

 (ユーチューブ「まかないチャレンジ」の阿部公一さん)

(頂いた白菜。かなり大振りである)

(1玉を8つに切り分け、天日干しにする。晴天の日を選んで2日ほど干すが、こうすると甘味が増す)

(2日干せば葉の部分が乾燥してチリチリした状態になる。これが目安)

(塩が茎の部分にも入るように、包丁で切り込みを入れる)

(塩は市販の「瀬戸のほんじお」を使っている)

(まず茎の切り裂いた部分に塩を擦りこむ)

(横にして葉を広げ、上から塩を振っていく。裏にして同じようにやる。塩の量は白菜の重さの3%というが、勘でやっている)

(市販の漬物桶の脇から詰めるように置いて行く)

(茎と葉の部分を交互にして一面に詰める。だいたい1玉の半分で一杯になる)

(残りの半分を1段目とは横向きになる形で並べていく)

(2段に並べたら中蓋を置く)

(その上に市販の漬物石(5.5kg×2個)を乗せる)

(2日間ほど漬ける。2日過ぎて中蓋を取ると塩で水分が上がってきている。これで1度目の漬けは終わる)

(そのまま漬物桶に水を入れて、ざっと洗う)

(それぞれをしっかり絞って水分を取り、一旦取り出す)

(2度漬けのための調味材を用意しておく。柚子は2個使い、表面をピーラーで剥き、それを細かく刻んで置く。昆布は適量使い、これもハサミで刻んで置く。唐辛子は3本ほど使い、これも刻んで置く。味は柚子が決め手で必ず入れる)

(2度漬けの前に再び塩を振っておく。これが微妙に大事で、振る前に白菜を味見し、塩加減を決めておく。塩味が十分ならば少なめ、足らなければ多めに振る)

(1段目を入れたら柚子・昆布・唐辛子を上に振る。さらに2段目も振る)

(再び中蓋を置き、その上に漬物石2個を置く。重しが重すぎると繊維が潰れてしまうので、これは1日程度にし、2日目からは漬物石は1個にする)

(2・3日すると漬け上がる)

(食べる分だけ1本づつ取り出し、残りは桶の中に残しておく)

(3・4センチ幅に切っていく)

(器に盛り、昆布・柚子・唐辛子を桶から取って上に振り、出来上がり)

 

 昨年までは、同居していた義母が「懐かしい味だね」と言って喜んでくれていた。その義母も11月に96歳で亡くなった。今一家3人となり、食事も「淋しさ」とない混ぜになっているが、今年も白菜を貰ったので何度か作ってみた。

 

 「白菜漬け」はやはり塩加減が難しい。作る度に口当たりが違ってくる。これは経験がものをいうのだろうと思う。厳冬期のこの時期に合わせて3・4回しか作らないので運に任せるしかないが、今年は妻が美味しいと言ってくれた。