(西安の旅、その12)
〈オプショナルのディナーショーへ〉
夕方5時半ごろには回民街からホテルに戻り、そのままオプショナルツアーの「唐歌舞ショー」を見に出かけた。陝西歌舞大劇院というところでやっているもので、西安観光ではオプショナルツアーとして一般的に組み込まれているものらしい。ディナー付きコースもあり、私たちはそれに申し込んでいた。場所は西安城外で、南門に近い下の地図の場所である。
(陝西歌舞大劇院の場所)
(陝西歌舞大劇院)
(ディナーの水餃子)
ディナーは、劇場内のレストランでショーの前に済ませるものであったが、次から次へといろいろな餃子が出て来るので驚いた。歌舞ショーの方ばかり気にして料理については無関心だったからだが、食べ終わった後、パンフレットで【餃子宴&唐歌舞ショー】だったと知り、なるほど「餃子宴」だったのかと得心した。よく見てみると、16種類もの水餃子があった。
食べていて、餃子の皮の凝った造作には驚いた。とくにアヒルを象った餃子には感心した。日本でも普通にあるのかもしれないが、私は「なかなかやるじゃないか」と思った。ただ味については覚えておらず、おそらく中身は特別なものではなかったのだろうと思う(アヒルの肉でも入っているのかとその時は思ったが)。
この時の私たちのテーブルに付いてくれた女性のことが、今でも強く印象に残っている。彼女は給仕からお土産の注文取りまで一人でやっていたのだが、とてもテキパキとしていた。そして何よりも、私たちと交わす日本語がネイティブのように流暢だったうえ、相手の気を逸らさないのである。
頭のいい人だと一目で分かったが、聞いてみると大学生のアルバイトで、日本語学科の4年生だという。日本語は大学に入ってから習い始めたと言っていたが、まだ4年にも満たないのに何不自由なく使いこなしている。自然に出るそのそつのない対応に、優秀な人は違うものだと、私はいたく感心してしまった。この後、私たちはショーを見るために会場の2階バルコニー席に入ったが、1階のステージ前で彼女は今度は欧米の外国人にも注文取りなどの対応をしていた。
8年もたった現在、彼女は今どうしているんだろうかと思う。日本に関係する仕事をしてキャリアを築いているのではないか、でも今の日中関係ではどうなんだろう、などとこのブログを書いて思っている。
(開演前の様子。私たちは2階のバルコニー席だった。1階のステージ前では先の女性が欧米の客に対応している)
〈歌舞ショーの開演〉
(開演)
歌舞ショーはオープニングとフィナーレを入れて全部で10幕程度、時間は1時間10分程度であったが、歌や踊りからは中国の奥深い文化や宮廷生活の華麗さは伝わってきたものの、唐の時代の玄宗と楊貴妃の話だとは分かりつつ、各幕のシチュエーションが分からなかった。これが残念だった。ステージの両脇には電子掲示板があり、また中国語と英語では説明されていたようだが、私たち日本人にはちょっと不完全燃焼になるものだった。
しかしそれでも演じられる歌や舞いは素晴らしいものだった。それぞれに身を乗り出して見るほどだったが、とくに素晴らしい、美しいと思ったのは千手観音を何人ものダンサーたちが縦に並んで手の演技で演じたものである。ブログにするにあたって動画を写真に編集して見たが、改めてその見事さ、美しさに感動してしまった。当時もこの舞いを見られて、それだけで満足だという気持ちになったことを思い出した。
(オープニングで玄宗皇帝と楊貴妃)
〈千手観音の舞い〉
(千手観音の舞いが始まった。まぁ、素晴らしい)
(右手、つぎに左手と一番前の女性から流れるように出していく)
(この美しさ、何とも言えない。本当に「生きる観音様」である)
(先頭の女性が何とも美しい。この観音様に惹きつけられてしまった)
(観音様をさらにアップにしてみた)
〈フィナーレ〉
(玄宗皇帝が挨拶に出てきた)
(出演者全員のお別れの挨拶)
(2階バルコニーから見入っていた息子。フィナーレに拍手している)
(幕が閉まり修了)
ということで、西安最後の夜の餃子宴会付き歌舞ディナーショーは終了した。明日は帰国となる。
(続く)















