(イタリアの旅、その3)

 

 旅の2日目、午後にはヴェローナの観光を終わって、バスはヴェネチアに向かって行った。

(地図1)

 

〈車窓風景〉

 バスは高速道路を走り、ヴェローナから2時間ほどで夕方にはヴェネチアに到着した(地図1)。途中にはアディジェ川沿いの平野が広がり、そこには水路が引かれ、水田もある様だった。イタリアの稲作はポー川流域が有名だが、このあたりでもやっているようだ。

 

〈ホテル到着〉

 暗くなってバスはホテルに到着した(地図2)。ホテルの名前は「ホテル・ドゥカーレ」と言った。ヴェネチア市内でも、観光地の本島ではなく、内陸地側のホテルだった。このようなツアーの場合は本島側の値段の高いホテルには泊まれないのだろう、

(地図2、ホテル・ドゥカーレの位置)

〈ホテル・ドゥカーレ〉

 このホテルは中流から下のランクというところだった。このようなツアーであればまあ当然だろうと思う。夜になっており、ヴェネチア観光は翌日からということである。

〈早朝の街角散歩〉

 旅も3日目でまだ時差ボケが残っており、夜が明ける前に目が覚めてしまった。でもこれがちょうどいい。

 海外に出かけるといつもやっているのが早朝の街角散歩である。ツアーの時はいつも集団行動で、自由に周辺を見ることが出来ない。そういうときの早朝の街角散歩は何ものにも替え難い。ツアーでは触れられない庶民の暮らしに直に接することが出来、観光地巡りよりも、はるかに旅の思い出として残る。

 息子とホテルの前に出てみた。

 ホテルの前は大通りになっており、市電が走っていた。そこを右手にずっと歩いて行ってみた。

 市電の停車場を過ぎてさらに歩いて行くと、果物屋があり、朝の仕入れをやっていた。こういうのを見るのが何よりも面白い。さらに行くと途中から住宅街になっており、その大通りから右の小路に折れて、住宅街に入ってみた。早朝だったため、ゴミ出しをしているオバサンに出会い、挨拶をすると返事を返してくれた。こういうのが一番楽しい。

 住宅街からまた大通りに戻ると本屋(タバッキ?)があり、地元の女性がそこに入って行ったので、私たちも入ってみた。息子はどういう本を売っているのか興味津々で、いろいろと眺めていた。

 

〈ホテルに戻り朝食〉

 3・40分の街角散歩から戻り、1階のレストランで、コンチネンタルスタイルの朝食を摂る。

 

〈ヴェネチア観光へ〉

 朝食後、荷物をまとめヴェネチア観光に向かった(地図3)。ヴェネチア本島はアドリア海から入り込んだ入り江の中の島になっている。。アドリア海との間にはポー川やアディジェ川が運んだ土砂による砂州の島々が横たわっており、本島は穏やかな天然の良港となっている。

 バスは内陸地と島をつなぐリベルタ橋を通ってヴェネチア本島に入って行った(地図4)。

(地図3)

 リベルタ橋は古くから鉄道は通じていたが、道路橋はムッソリーニによって作られたもので、これによってヴェネチア本島は内陸地と完全に結びついた。

(地図4)

 バスはリベルタ橋を渡ってヴェネチア本島に入って行く。右手に船着き場を見ながら、バス駐車場に入って行った。

 バス駐車場でバスを降り、船着き場まで歩いて行く(地図5、赤い点線)。途中多くの土産物店が軒を並べていた。船着き場からは貸し切りの船でサンタマリア・デル・サルーテ協会近くの船着き場まで移動した(黄色の点線)

(地図5)

〈船上の私〉 船着き場まで到着する時間は15分ほどだったように思う。

〈船上の息子〉

〈到着間近になったころ〉

〈目的の船着き場に到着〉

 

 このあと、定番のゴンドラ巡りをするが、それは次回に。

 

(続く)