好物なので、毎年ゴーヤが出回る夏になると、ゴーヤチャンプルを作っている。ゴーヤの苦みが苦手だという人もいるが、酒呑みにはこれがちょうどがいい。
今年は待ちきれず、冷凍食品で作ってしまった。
(近所の業務スーパーで買って来た冷凍ゴーヤ)
(ベーコンブロックを短冊状に切る)
(豆腐を横に2つに切り、キッチンペーパーで包む)
(パッドの間に豆腐を入れ、重しを乗せて1時間水切りをする)
(材料4人分 ゴーヤ、木綿豆腐、ニンジンのスライス、ベーコン、卵4つ)
(最初にフライパンに油を入れ、ニンニク大さじ1を炒めて香りを出し、そこにベーコンと人参を入れて炒める)

(そこにゴーヤを入れ、炒まったら、つぎに水気を切った豆腐をちぎって入れる。適度に炒まったら、市販の「昆布汁の素」大さじ2、醤油少々、酒大さじ2、「鰹だし顆粒」大さじ3、コショウ適量を入れて炒める)
(つぎに半熟に作っておいた卵を入れる)
(卵がゴーヤに絡んだら、かつお節を適量入れて混ぜる)
(器に盛り、さらに上にかつお節をかけて完成)
(酒のつまみにして、酎ハイで一杯)
よく知られているように、ゴーヤチャンプルは沖縄の家庭料理であり、「チャンプル」とは「混ぜる」という沖縄語で、さまざまな食材を一緒に炒める料理法を呼んでいる。
(牧志公設市場。東南アジアの匂いがちょっとする。ネット写真)
沖縄に行くと、必ず寄っていたのが那覇の国際通りあった「炭火屋」という郷土料理(居酒屋)の店である。牧志公設市場の先を右に入ったところで、薄暗くなった所に赤ちょうちんが掛かっていた。初めて行ったのは40代に入ったころで、そのとき給仕してくれたのが、安室奈美恵のお母さん(にすごく似ていた女性)であった。それで、行く度にこの店に寄り、いつもゴーヤチャンプルを注文した。その女性はその度に居て、「僕のことを憶えていますか?」と訊くと、「もちろんです」と、営業用の笑顔を振りまいてくれた。
(首里城での当時の儀式)
(琉球王国の中継ぎ貿易)
沖縄は明治12年の琉球処分によって沖縄県となるまでは、歴史的には日本とは別の国であった。室町時代の初め頃に、尚氏という一族によって琉球王国として統一され、中国に朝貢をしていた独立国家であった。琉球王国は、日本をはじめ東アジアや東南アジアの国々との中継ぎ貿易で栄えた貿易立国で、首都であり貿易港であったのが首里や那覇である。
ゴーヤはそのころに中国から入ってきたものらしい。豚肉(私の家ではベーコンを使っているが)と豆腐(固い島豆腐)も、ゴーヤと同じく中国から入ってきたものに由来している。かつお節は日本由来の食材である。豚肉は、戦後沖縄がアメリカ占領下に入ったときに、米軍が食べていたスパムを使うこともあり、スパム入りのゴーヤチャンプルもよく知られている。
いろいろな歴史と食文化が混ざり合ったのがゴーヤチャンプルである。まさに「チャンプル」なのである。
暑い夏がやってくると、ビールや酎ハイのつまみにはゴーヤチャンプルがよく合う。
今年は待ちきれず、冷凍食品で作ってしまった。
これを書いていて、あの「炭火屋」はどうなっているのだろうか。安室奈美恵のお母さんはまだ働いているのだろうか、などと考えてしまった。












