平将門の乱と蝦夷戦争 | 内山俊身 |本 | 通販 | Amazon
去年の9月に、今までの論文をまとめて、こういう本を出しました。専門書なのでちょっと難しい内容ですが、購入してもらえると嬉しいです。
タイトルにある「平将門」とは、平安時代の中頃、ときの京都の王朝国家に対して坂東で反乱を起こし、「新皇」と称してそこに独立国家を打ち立てた人物と知られています。その国家はわずか二ヶ月で鎮圧さてしまいましたが、日本の歴史の中では、武士の始まりとしても有名です。
この本では、10世紀の平将門の乱と、それ以前、8世紀後半から9世紀にかけての、律令国家が東北で起こした蝦夷(エミシ)戦争が、下総国猿嶋郡(今の茨城県古河市周辺)の交通的位置を介して、共通の経済的条件下に起きた事件・戦争であることを主張しました。そのうえで、王朝国家による東北の蝦夷(エミシ)社会の「富」の収奪と京までの輸送に、将門など桓武平氏一族の存在が深く関わっていたこと、将門の乱の本質はその利権の争奪にあったことなど、新たな説を提起いたしました。
(京の東市に晒された将門の首)
今年の2月に放映されたNHK番組「歴史探偵」の「平将門、平安の反逆児」にもちょっと出演し、その話をいたしました。

