Super RIDGE RUNNER [RAG-423T] 整備。
ブレーキが届くまでにシフトリンケージを進めてみました。いつか何かに使おうと思って入手した金色のエンドキャップを在庫していたので、コレを採用。ホログラムゴールドにする予定だったアウターは、メリハリのため黒にしました。
A20シフターにワイヤーを通し、アウターやワイヤーカバーを設置しながらFDに接続。一旦テンションを解放してインナー位置へ落とし、動作軌道を確認しつつ引いてみました。
・・・うん? アウターまで引けません。
ワイヤーの位置はOK。物理干渉も無くFDのリミット設定も関係無いですねぇ。あーあ、ここまで来てシフターの不具合か・・・・・・・・・。
対症的な手法としてはシフター自体の分解整備ってことになりますが、こういったスプリングを内蔵するラチェットみたいなものの整備って難しいんですよねぇ。でもコイツを使うなら他に選択肢はありません。
蓋を開けると、巻き上げ機構のアーチが見えます。そのままレバーを操作してみると、アキシャル配置のカムがラチェット部に掛かり、何かしらでミドル位置に固定されています。フロント3枚なので、もういちど操作することでさらにアウター位置で固定されなければならない筈。しかしアーチが途中までしか動きません。FDリミットのような曖昧な感触ではなく、硬質なアタリです。アウター位置として本来アーチが動くべきスペースが確保されているため、不具合はここに間違い無さそう。う~む、これは本来格納位置へ戻るべきピンみたいなパーツが内部で脱落しているのかな?

すごく嫌だが分解整備するしかない。
スプリングの入っている機械は専用の治具を使って組み立てる場合があります。独特な手順を伴うことも多く、元通りに組める保証はありません。それでも実行するのだよ。
パーツクリーナで邪魔なグリスを落とし、稼働部品の観察と配置の最終確認をしていると・・・あれっ、いまアウター位置に入った?
リリースしてから巻き上げ操作してみると、ちゃんと2クリック入りました。アーチも妥当な位置に固定されています。何かしらの固着だったようで、不具合の再現もありません。これならグリスの再充填で使えます。ここだけは本当バラしたくなかったので、バラす前に解決して良かった。

FDのセット、無事完了しました。
RDも接続・・・って、こっちも手応えがおかしいやんか! 1段ずつカチカチ動く筈なのに、ふにゃ~んとしています。開けてみると・・・
あー、これは大丈夫、勝算のあるやつだ。

ラチェットの爪が浮いています。
鉄棒で押してみるとネットリ動くので、アクスルのグリスが変質してネバネバになっているようです。バラして清掃しグリスを引き直すのがベストですけど、やはりシフターの分解にはリスクを伴うため、CRCで浸透潤滑処置します。馴染ませてから新しいグリスを充填しておけば、ある程度は置換されマシになるでしょう。簡単に清掃した後、CRCをたっぷり吹いて暫く放置します。

繰り出せるようになりました。
グリスを充填し、組み戻して完了です。イマイチ動きが良くない感じですが、結果を急いで低粘度の滑油を挿すよりグリスが馴染むのを待った方が良さそうな気がするので、このままで使ってみます。

チェーンが通りました。
RDのリンケージも完了。リミットを出して稼働試験・・・OKです。ピッチの都合なのか、未調整なのにバシバシ変わります。
ラピッドファイア良いな(^^)。

やっと自力で動ける状態になった。
残すはブレーキのみ。これが付けば、とりあえず自転車としての要件は整います。次回は乗れそう!