----------
表題の件。自分は成型池や水鉢等で水棲生物と植物の育成を楽しんでいます。基本的に地元水系から集めたごく普通の生き物を、生態系の完成した状態で維持する楽しみ方をしています。長径160cm超の成型池をメインに、壷x3、睡蓮鉢x2でやっています。
壷シリーズの大型植木鉢(改)現状。こんな感じです。
昨年の初夏頃、フサモの茂った鉢を御覧になった近所の方が、是非自宅に置きたいと言ってきました。作り方を説明しましたがとてもできそうにないとのことで、我が家で一番小さいφ30cm級の睡蓮鉢を無期限で貸し出すことになりました。生態系が完成しているので、ある程度日照があれば水を足すだけで構わない旨を説明。見ているとメダカ等に餌をやりたくなるものですが、量を最小限にすることと、極小の閉鎖環境なため既に生物の負荷は最適化されているので、不用意に生き物を足さないよう、特に金魚やフナのようなコイ科の魚は避けるように申し添えました。
貸出後1年弱が経過した先日、「うまく維持できないから返したい」との意向を伺いました。まぁ原則放置でOKとはいえデリケートな面もありますからねぇ。
鉢の回収に伺うと、褐色に濁った水をアオミドロが満たしたような状態にアサザの浮葉が少々。沈鉢のヒメホタルイだけ元気にしていました。植物のために水は足しているが、随分前から生き物は何も居ないとのこと・・・なるほど。
まず、アオミドロを除去してみました。赤玉土だった筈の底はデトリタスが泥状に堆積しています。
1. 濁っている = 植物性プランクトン及び有機系コロイド濾過係(マシジミ)不在
2. デトリタス堆積 = 沈殿有機物処理班(ミナミ)不在
3. アオミドロ優勢 = 高等植物弱体化(日照条件か水質に問題アリ)
半分ほど換水して管理要員を再配置すれば、比較的短時間で再生できそうです。さしあたりボウフラ対策として、今年生まれの若いメダカを4尾移しました。
翌朝、清掃要員のミナミを3尾配置。よく見ると、メダカが1尾半殺し状態になっています。環境に問題があるなら全滅する筈なんですけどねぇ。沈鉢裏を探ってみると・・・(!) 体長10cm位のウグイが出てきました。カタストロフの元凶はお前か(´д`)。稚魚のときはメダカと大差無い体格なので、そこら辺で捕って入れたんでしょう。出身地であろう用水路に帰って頂きました。夕方、帰宅後にマシジミ4個と清掃要員を4尾増派しました。成型池から網に付いてきたイトヤゴも3匹移入。底棲生物の管理を任せます。
次の朝見ると、無事透明な水に戻りました。倒れていたメダカも元気に泳いでいます。2ヶ月もすれば、元の美しい鉢に戻ると思います。