死ぬまで働きたいという人がいる。一生現役だと言う人がいる。100歳で本を出したり海外旅行に行ったり、90歳になってからYouTubeに挑戦する人がいたりする。

そう言う人の話を聞くと、私もまだまだ頑張れるはずだと自分を叱咤したりもする。

しかし、昨日、同じ歳の知り合いが我が家に泊まりにきた時にセカンドライフの話になったのだが、やはりそれは一握りの人の話だという結論に落ち着いた。

「昔と違って、この人手不足の時代やから募集はあると思うねん。私、動物好きやからペット預かりとかしたいと思っててんけど、この間めっちゃ元気なラブラドールに引きずられてる年配の人みてん。あんなん体力と腕力ないと無理やって思ったわ。」

「私も、子供も巣立ったし短期バイトを掛け持ちして、お金が貯まったら長期で旅行に行ったりしたいって思ってたけど、長年一緒に働いている人の名前が出てこなくなってる状況で短期バイトの掛け持ちなんか正気の沙汰じゃないよな。若い時はお金がなくて働き盛りは暇がなくてリタイヤしたら気力がないってホンマやわ。」

そして私達はリタイヤしたらではなく、【それでも一番若い今、やりたい事をやっておく】のが一番正しいと言う結論に達したのだった。