私の母は認知症で、月曜日から土曜日までのほとんどの日をデイサービスでお世話になっている。

玄関まで迎えに来てもらってデイサービスに行き、また、玄関の中まで送ってもらうので、もう母が1人で自由に行動する事は無いのだが、

昔も今も弟は母の携帯の位置情報を必ずチェックしている。まだ認知症が本当に初期の頃は母から

「夜中にコーラーが飲みたくなって近くの自動販売機に買いに行ったら、どこへいくねんって息子から電話がかかってきた‼️四六時中、あの子から監視されてる‼️」と激怒りの電話が私にかかってきていた。

今では、実家に3台もの見守りカメラがつけられているが、母はもうそれを気にする事も無くなった。

それほどに症状が進んでいる母なのだが、時々、話す内容が妙に説得力に満ちている。

今日は

「前の家の人、旦那さんは前から病院に入院してたけど、おばちゃんが倒れたってきいた。〇〇さんの所の息子さんは調子が悪いみたいやけど、おばちゃんは元気やったね。」と言った感じで

確かに前の家のおばちゃんは最近全く会う事がなく、〇〇さんの息子さんが調子が悪いというのも本当で、外で情報を得る事がないはずの母がする話が妙に説得力がある事が不思議な今日この頃なのだった。