週末に母と自分の歯医者の予約を入れていたのをすっかり忘れていた私は激しく落ち込んだ。
それも、思い出した訳ではなく他の予定を確認しようとスマホのカレンダーを開けた時に気がついたのだから、なおさらだ。
予定があった事すら綺麗さっぱり忘れているなんて、認知症の母を介護している場合じゃないのでは?と思った。
しかし、この忘れっぽい所は今に始まったわけではない。
夫に、「俺、お前がいつからボケはじめましたか?とか聞かれても『わかりません。出会った時にはもうボケてました。』って言うと思う」
と言われたぐらいだ。
夫と出会った時なんて18歳で一番脳が活性化してる時だ。
約束をすっぽかした記憶で覚えている一番古い記憶は、小学校の時にいじめにあっていて、当時のクラスのボス的な女子に体育館裏に呼び出されたが、呼び出された事をすっかり忘れて家に帰ってしまった事だ。
いつまでたっても来ない私を待ち続けたその子は、次の日カンカンになって
「昨日なんでけーへんかったん⁉️💢」
と詰め寄ってきたが、その時に初めて、約束をしてた事を思い出したのだった。
つまり、それまで全く思い出さなかった為、悩む事もなく、
「あっ!ごめん、忘れてた‼️何やったん?」
と聞く私に怒りを通り越して、呆れ果てた彼女は
「もうええわ‼️💢」と叫び教室を飛び出して行ったのでビックリしたのを覚えている。
今思うと、あの頃から忘れっぽいのだから今忘れるのは当たり前ではないか?むしろ頑張っているのではないか?と思う私だ。