友人は転勤した先でものすごく可愛い20代の女子達が4人もいるチームに所属することになった。

その中でもミス〇〇大学だったというNちゃんはダントツに可愛く性格もいいらしい。

「ただねぇ、ちょっとおバカさんなんだよね。」

と友人はため息混じりに付け加えた。

「仕事がでけへんの?」

「出来るわけじゃないけど、それはたいした問題じゃなくて。ド天然やねん。」

友人によると友人が出張中に、ボスが若い子と飲みたいと言い出して友人のチームに白羽の矢がたったのだという。

出張から帰って次の日出勤すると、Nちゃんがササーっと寄ってきて

「金曜日飲み会ですね。」と言った。

もちろん初耳の友人は

「え?そうなん?聞いてないわ」

と言うとNちゃんは

「え⁉️そうなんですか⁉️なんでだろう?」

と小首をかしげたが、すぐに

「分かった‼️ボスが若い子と飲みたいかららしいから、それでですよ!きっと!」

と目を輝かせながら言ったのだという。

アラフィフの友人は、心の中で【そんな訳ねーだろ。昨日出張だったからだよ‼️】とツッコんだらしいが、Nちゃんが本当に悪意がなく、むしろ誘われていないのは嫌われているからとかじゃないですよ!と親切で言ってるつもりなのがわかるので黙っていた。その後、やはりすぐに金曜日の飲み会が友人に伝えられ、友人は丁重にお断りしたらしい。

隣でその話を聞いていたもう1人の友人Kは、

「わかる!私もよくいい方間違ってるって言われるけど悪意はないねん」

と言ったので私は

「悪意はなくても、アンタはそれで許される年齢はとっくに過ぎとんねん!。一緒にするな!」

と一喝し若くて可愛いって最強やなとしみじみしたのだった。