台風の朝、職場の後輩のOくんは奥さんのショッキングピンクのカッパを着てフードまで被って現れた。それは、実物大ピクミンそのもので、今日の出勤状況を話しあっていた私達は、手に手にスマホを持ってO君の撮影会となったのだが、支店長が「ピグモンやん」と言ったので私は思わず

「それ怪獣ですやん。それを言うならピグミンですよ」と突っ込むと

「ピクミンな‼️」と隣から別の人にツッコミ返された!

これは私も支店長もガチで間違っているのだが上級者になるとこれをわざとボケて、誰かにツッコんでもらったり、自分でツッコんだりする。

この間、私がそばの効用を熱く語っていた時の事だ。

「確か、〜ミンっていう栄養素が豊富なんです」

ルチンという名前が全く出てこずニアミスの私に

Dさんは

「ホーチミン❓」と目をキラキラさせながらボケてくる。私は「それ国ですやん。」と突っ込むとすかさず、「クミン❓」とたたみかけてくる。

「いやいや、それスパイスですやん。」と話はどんどん逸れていき、思い出そうにも思い出せなくなっていくのだった。

もちろん生まれながらにしてボケる事が出来る訳ではない。私の友達はまだ話すこともままならない我が子に

「お皿持ってきて」といい子供が目を輝かせながら

おハシを持ってくるとニヤニヤ笑って

「それおハシやん‼️」とツッコみ、子供が次に本当にお皿を持ってくると真顔で

「あかんあかん!まだ早い!3回は違うの持ってきて、いい加減にせーよって言ってからや。」と調教していると言っていた。

大阪のボケとツッコミは幼少期から親によって鍛錬されていくと言うのは割と本当の話なのだった。