全文は次のようなものです。
『古しへの、天の岩戸を今ここに、伝えたまへる法の道、くらき闇路に入りぬれど、神の恵みぞありがたや、はやほどもなくしののめの、松に日出る御光り、
天照らします太神の、ちかひうれしき身なるのに、我とわが身のおもひ火に、胸のけむりのたへやらず、一ツ火ともすあわれさを、はやふり捨て太神の、神のまにまにまかせなん。」
「トホカミエミタメ」を、奉唱する「トホカミ神道」を提唱し、時の幕府から、異端邪説とされ、伊豆の三宅島に流されました。伯家神道も修め、また三宅島流罪中、「烏伝神道」も伝授されたとされています。
「十種の神宝の御法」、「息吹永世の法」について、次の道歌が『遺訓集(三)』にあります。
『身も安くこころも安くなきならば祓修行のたらぬとぞしれ』
『あしき事神のおしへに祓ひすて永世の息のかよふうれしさ』
☆参考『禊教教典井上正鐵神御文書』
