これは私が幼稚園の年中さん、4歳の時の話。

当時私の班には、ちょっとイケメンの「ようへい君」とふつうの男の子「すすむ君」がいた。

補足だが、その頃ようへい君は自分のことを「ボク」、すすむ君は「オレ」と呼んでいた。


そして、ある時私達の班に園長先生がやってきて、何やら見てきた。

すると、園長先生はおもむろに、
ようへい君に向かって
「あなたは自分のことをボクじゃなくて、オレって言いなさい」
そして、すすむ君には
「あなたは自分のことをオレじゃなくて、ボクって言いなさい」
と教え込んでいた。

幼ながらに、園長先生それ、ビジュアルの問題だよねと思ったことを覚えている。

時は流れて、中学に入り、幼稚園以来にようへい君に会った時、

彼は自分のことを「オレ」と呼んでいて、
あなたの「オレ」の分岐点を私は知っていると心の中で秘かに思った。

子供の頃の大人のさりげない言動は、その人間のトラウマや人間性を大きく左右しかねないので、
出来れば一人の人間としてしっかりと向き合ってほしい。

その話もまだあるので、また機会があったら書きたいと思う。


今話題のスカイツリーが出来る前の、もう5年前の押上を朝、歩いていた時の話。

遠くのバス停のベンチに一人のおばあちゃんが腰掛けているのが見えた。


なにやら青い帽子を被っていた。

そして徐々に歩いていくと、その青い帽子が、何か違うものだと気づき始めた。

おばあちゃんの頭にスカイツリーのごとくそびえ立つそれは、


あれは、まさか、

ディズニーランドでよく見掛けるキャラクターの耳である。

青い帽子と思っていた物はスティッチの耳であった。


孫のなのか、自分のなのかとシャイな私は聞けずにおばあちゃんの前を通りすぎることしか出来なかった。







これも友達がモデルになってくれました


「BAD LADY」