人生の中には思い出の曲と言うものがある。
私の思い出の曲は、最初は良さが分からなかったけれど、
大人になると、ああそう言うことだったのね。って言う一曲。
私がまだ小学生だった頃、家族で車に乗っている時にラジオをかけて聞いていた。
ある曲が流れていた。
「♪君が先に眠るま~で~
もったいないから起きて~る~」
小学生の私は
「起きてる方がもったいなくない?寝たかったら寝ればいいじゃん!」
と言った。小学生はすぐあげ足を取りたがるのである。生意気である。
すると助手席に座っていたオカンが、後部座席の私をチラ見して
「大きくなったら、寝るのがもったいなくなるほど好きな人に出会うんだよ」
と言われた。
なにそれ!!
めっちゃ恥ずかしいやんけ!!!!
なんだか私のいつものオカンがオカンじゃなくて女のオカンだったので、何も言えなくなった覚えがある。
シャ乱Qのマイベイブ
この曲をここ何年かで思い出した私は、改めて聞いてみた。
小さい時聞いた曲とは別の曲みたいに、私はどきどきした。
めっちゃ名曲!!!!!
せっかく一緒に居られるなら、
一秒寝るのすらもったいないから、
一秒も長く一緒に居られるなら、
与えられた24時間を増やすことは出来ないからフレンチブルのような寝顔のあなたをいじらしく見つめる恋する私は、
あの曲を思い出す。
オカン!!
私もようやくわかりました。
ただ少し知りたいのは、そんなことを言っていた隣の、
運転席のオトンの顔は、どんな顔を
していたのかを。


