人生の中には思い出の曲と言うものがある。

私の思い出の曲は、最初は良さが分からなかったけれど、
大人になると、ああそう言うことだったのね。って言う一曲。


私がまだ小学生だった頃、家族で車に乗っている時にラジオをかけて聞いていた。

ある曲が流れていた。



「♪君が先に眠るま~で~ 
  もったいないから起きて~る~」



小学生の私は
「起きてる方がもったいなくない?寝たかったら寝ればいいじゃん!」


と言った。小学生はすぐあげ足を取りたがるのである。生意気である。


すると助手席に座っていたオカンが、後部座席の私をチラ見して


「大きくなったら、寝るのがもったいなくなるほど好きな人に出会うんだよ」



と言われた。


なにそれ!!
めっちゃ恥ずかしいやんけ!!!!


なんだか私のいつものオカンがオカンじゃなくて女のオカンだったので、何も言えなくなった覚えがある。



シャ乱Qのマイベイブ



この曲をここ何年かで思い出した私は、改めて聞いてみた。



小さい時聞いた曲とは別の曲みたいに、私はどきどきした。


めっちゃ名曲!!!!!


せっかく一緒に居られるなら、
一秒寝るのすらもったいないから、
一秒も長く一緒に居られるなら、
与えられた24時間を増やすことは出来ないから
フレンチブルのような寝顔のあなたをいじらしく見つめる恋する私は、
あの曲を思い出す。



オカン!!
私もようやくわかりました。



ただ少し知りたいのは、そんなことを言っていた隣の、
運転席のオトンの顔は、どんな顔を
していたのかを。
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先日の1月2日、

正月の眩しい朝日を浴びながら坂を登っていたら、


坂を下ってくる人が来た。

彼は逆光と、初詣に行ったであろう破魔矢のせいでシルエットが戦士過ぎたため、
私の今年初ビビりをまんまと彼に奪われてしまった。

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宇宙にはブラックホールが存在する。

目には見えないが、人も1人1人ブラックホールを抱えていると思う。

良い意味でも。悪い意味でも。

話そうとしたこと、もう思い出したくないこと。

ブラックホールに吸い込まれると、もう2度と出てこない。

そして他の人にはもちろんわからない。

何故なら、各々が抱えるブラックホールだからである。


オトンと話をしていて、
ひょんなことから、オトンの小学校の頃のテストの話になった。


「俺が小学校の時にさ~、体育の筆記テストがあったんだけどさ~、
その中の問題で、

『 前転をする時に舌を噛まないようにする方法を答えなさい』

って言うのがあったんだよね」

と言われ、
私は
「ああ、なんかおへそを見て回るとかそう言うやつだっけ??
パパなんて書いたの??」

と言うと、

「歯を食いしばって回るって書いたんだけど、
そのテスト終わった後に、その問題がクラス中で話題になって、こんなの習ってねぇよな~って、みんなわからなかったらしくて、
でも1人だけ、俺こう書いたよって言うやつが居て」


「なに?なんて書いたの?」



オトンは答えた
「そいつ、
マウスピースをくわえる
って書いたらしくて、クラス中で、
わー!!絶対それだー!!
お前頭いーな!!
ってなったんだよね」

「小学生でマウスピースとか超頭いいじゃん!
で、答え合ってたの??」

「で、テスト返って来たら、俺のテストもみんなのテストも、
マウスピースって書いたやつのも全員バツだったんだよね~

で、みんなでエーーッ!!って」

「うそ!!で、授業で先生と答え合わせしたんでしょ?!
答え何だったの??」
私はオトンに聞いた。


「その答えがいまだにわかんないんだよね~
あれ何だったのかな~」


エエエーーーーッ!!!

そこまで私を引き込んで結局わからない!!とは!!

ただもやっもやさせてお終いにされられた。

何の為に私に話したんだよ!!


今の私もわからないし、
もちろんオトンもわからない。

今の時代ネットで調べたらすぐ出るかもしれないけど、
この気持ち悪さが気持ち良くなってきたので、
調べない。


オトンの抱えるブラックホールに吸い込まれた不愉快

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