私が幼稚園に入る前の小さい頃の話


ある夜、バーちゃんと一緒に寝ていた。

みなさんもそうだと思うが、子供の頃に夜一人でトイレに行くのは勇気がいることである。

その時もトイレに行きたくなったので、バーちゃんを起こそうと思い、
隣に寝ているバーちゃんに

「バーちゃん」

と声をかけた

しかし、返事がないので、

「バーちゃんトイレ」

と、言った。
寝ていて起きないのだ。

「バーちゃんトイレ!」
私はバーちゃんを揺すった。

しかしその時気づいた。
バーちゃんが冷たいのだ。

怖くなった私は
「バーちゃん?」
もう一度揺すった。しかしバーちゃんは冷たくなったまま起きないのだ。


幼ながらに、これが死なんだと思ったことをいまだに覚えている。



怖くなった私はもう一度
「バーちゃん!!起きて!!」
と揺すった。


すると、死んだはずのバーちゃんは
「…ンあっ?!」
と言って起きた。


バーちゃんは生き返った。

いや、死んでいなかった。
彼女は生きていたのだ。


動揺を隠しきれず、そのままトイレに行った。

バーちゃん死んだと思ったよとは言えず、それから長い月日が経った。


最近知ったことだが、私のバーちゃんは全身冷え性らしい。


なので、只今85歳、元気に生きている。