2023/11/24(金)14:45 福井県立恐竜博物館
2泊3日の北陸旅、えちぜん鉄道に乗車して勝山にある恐竜博物館までやってきました。
この日は平日でしたが、前後を休日に挟まれているためか思ったより人が多かったです。
大型連休はどれほどの混雑になるのか...怖い怖い。
入館したら、目の前にあるエスカレーターで地下1階へ下っていきます。
下っている途中ぐるりと館内を見渡しましたが、ミュージアムショップとレストランが激混み。
この時点で、お土産を買うのは諦めました...
両側に化石板が並ぶダイノストリートを抜けると常設展示室で、まずはティラノサウルスがお出迎え。
ほとんどの人が一緒に記念撮影を撮ろうとするのですが、このティラノサウルス動いたり吠えたりするので小さい子は大抵ギャン泣きです。
常設展示室は恐竜の全身骨格が50体展示されており、そのうち10体は実物の化石を使っています。
さらにはジオラマやスクリーン映像で、主にジュラ紀の恐竜時代を思う存分に堪能できる場所となっています。
館内はドーム型の無柱空間で、展示物が充実していながらも広さがあります。
そして恐竜を絡めた絵になる風景がたくさん撮れるので、カメラを持っている人が多かったです。
しばらく大きな骨格の恐竜の下に入り、まじまじと見上げていました。
個人的に好きな恐竜が、このブラキオサウルス。
いわずもがなジュラ紀の代表的な大型竜脚類です。
ステゴサウルスを代表とする剣竜類、こちらも子どもに人気ですね。
背中にある板状の骨には、体温調節などの役割があったとされています。
剣竜類は草食性で、顎の小さな歯や頭が低い位置にある特徴から背丈の低い植物を食べていたと考えられています。
少しの骨から色々なことが分かるので、化石って奥が深いなと実感します。
これは確かアーケロンだったかな?
史上最大級のウミガメと言われています。
他にも海を泳ぎ回る魚竜類や首長竜類、空を舞う翼竜類などホント多くの種類の恐竜に出会うことができました。
福井で見つかった、フクイラプトルもしっかり紹介されていました。
福井県が恐竜王国とされているのは、1989年から開始した発掘調査で新種の恐竜6種を含む多くの化石が発見されているから。
しかし子どもが好きな恐竜と言えど、博物館ですので退屈する子どもがチラホラ見受けられます。
時間が経つのを忘れて熱中する子と早くに飽きる子で、二分しそうだなと思いました。
あと地球の科学ゾーンと題して、堆積物や岩石が系統的に展示されていました。
とくに鉱物のコーナーは、女性が多かった印象。
確かにこんなでっかい宝石が展示されていたら、目を奪われてしまうのは仕方がない。
訪れた時間が遅かったこともあり、滞在時間は1〜2時間となりました。
展示を見て回る以外にも発掘をはじめとする体験が幾つかあったので、軽く半日ぐらいは時間を潰せそうです。
帰りも駅へ向かうシャトルバスに列ができていたり、道路は駐車場から出る車で混雑していたので、ゆっくり訪れるならやはり連休は外した方が賢明でしょうか。
さて勝山駅まで戻ってきたら、福井駅まで来た道を戻ります。
11月下旬ですが、駅にコスモスが咲いていたことに驚きでした。
発車を待つ車内、雨足がまた強くなってきました。
この日は一日中雨ですが、偶然にも室内の観光スポットが多くて助かっています。
勝山駅の一角では、前身である京福電燈時代のテキ6形電気機関車と木造二軸貨車が保存されていました。
動態の電気機関車では国内最古なんですって。
このまま宿のある金沢まで帰ってしまうには早かったので、思い付きで福井駅のひとつ手前で途中下車。
10分ほど歩いて、養浩館庭園を訪れました。
どうやら、福井を代表する紅葉スポットのひとつらしい。
庭園はかつての福井藩主松平家の別邸で、江戸時代初期から中期にかけて造られました。
空襲で建造物や樹木は焼失してしまいますが、守られた庭園の石組や築山を中心に庭園の修復と建造物の復元が果たされています。
池を中心に数寄屋造りの屋敷と池周りの園路から、さまざまな景色を楽しむことができます。
数ある庭園と比べて違うと感じた点が、池に中島がないのでかなり広々とした風景だったこと。
座敷の上でしばらく寛いで、水面に映る紅葉のライトアップにしばらく見惚れていました。
江戸時代も藩主一族の休養の場や住居、茶会・饗応の席などとして使われていたそうです。
福井駅界隈で個人的な予定があったので、済ませて駅まで戻ってきました。
時刻は20時半で思ったよりも遅くなってしまったと急ぎながら特急券を購入して金沢へ向かいます。
大阪との往復はサンダーバードを利用するので、福井から金沢への区間移動は出来ればしらさぎが良かったのですがやって来たのはサンダーバード。
でも金沢駅に到着した時に、ちょうどおやすみエクスプレスを見ることができたので満足満足。
北陸新幹線の敦賀延伸に伴い、区間が短縮ないし消滅する特急が多く発生するので、時間の許す限り金沢駅のホームで列車の発着を見届けていました。
敦賀発着の北陸新幹線に乗車するのはいつになることやら。
あとは宿に向かうだけで、次回からは旅2日目。
JR七尾線とのと鉄道を乗り継いで、能登半島へ向かいます。
ではではノシ