土曜日の夜7時半、予約して伺いました。お店は満席でしたが、写真よりゆったりした印象です。他のお客様もいずれも二人組ばかりで、大人な印象でした。
メニューは5500円のコースが2種類と、アラカルト。コースも魅力的でしたが、何より今回は愛媛の猪と牛のロースト両方食べたいという目的があり、やはりここは初志貫徹アラカルトで。
前菜は軽めに、愛媛野菜三種盛りと愛媛の魚の軽いマリネをいただきます。野菜は、ビーツ、ケール、紫キャベツ。デリのサラダメニュー風で、どっさりと気前よい盛り付け。やや野菜不足な体が喜びます。
魚のマリネは、胡椒鯛。淡白なお魚なので、粒マスタードが若干効きすぎかなあ。でもコリコリした歯応えで、漁師メシのようなおいしさです。
自家製パンを追加で。これが、とにかくものすごい本格派。シェフによると、シャルドネの酵母から種を起こしているのだとか。ドイツ人が泣いて喜びそうな、香りも歯応えもしっかりした全粒粉のパン。よくある高加水のもっちりとは別方向の、噛み締めて程よくもっちりする密度高い生地です。感動しました。
お待ちかねのお肉は、牛から。一皿で200g程度だそうですがもう少しありそうな印象。ボリュームたっぷり。モモの部位でリーンなので、ちょっと堅めと感じるところもあります。ただ、お肉の旨味凝縮感が素晴らしい。愛媛の「はなが牛」というブランド、調べてみると熟成肉だそうです。
続くイノシシ。まず、美しいピンク色の断面に魅了されます。臭いはなく、脂も含めてむしろ豚よりも食べやすいスッキリとしたお味。もともとお肉の脂だけだと苦手な私でも、この脂は脂だけでもおいしい。もちろん、赤身部分もおいしいです。
まだお腹に余裕がありそうなので、追加で金胡麻のタヤリンを。すごくシンプルですが、これはほんとに癖になる味です。細麺タヤリンの玉子の旨味と胡麻が、まさに黄金のコンビ。それに加えて、胡麻の皮がよい歯触りのアクセントになっています。ナッツを使うパスタ料理はイタリアにもありますが、胡麻との違いは皮の存在感かもしれません。
最後に、デザート。素朴な見た目のプリンとヌガーグラッセですが、プリンは滑らかで柔らかさが絶妙。ヌガーグラッセは、あまり最近他店で見かけませんでしたので、めちゃくちゃうれしかったです。ナッツの芳醇な味わいに心奪われます。
シンプルでパワフルな料理。素材の力を本当に信じてるシェフたちと、それに応える素材たち。食べていて元気になれそうと感じるお皿の数々です。
なんのかんのでグラスワインを二人合計11杯くらいいただいたので、お会計が高めに出てますが、おそらくボトルで入れたらもう少しリーズナブルでしょう。でも、グラスワインメニューも色々面白いので、オススメです。
シャガット ChatGatto
03-5281-8660
https://g.co/kgs/GJni9si




